「それは時間、それは物語、それは風がもたらす謡」——この投稿の記述こそが、今回のイベント写真で表現したかった空気感そのものです。今回のイベントでウェンティのレイヤーとして、竪琴と羽翼のプロップを携え、限られた環境条件の中でキャラクターの神秘的で浮世離れした神髄を可能な限り再現しました。
まず道具(プロップ)からお話しすると、今回用意した竪琴は特注品で、弦の部分に青グリーンの発光光源が仕込まれており、会場の比較的暗い通路で非常に目を引きました。ですが竪琴全体のボリュームは決して小さくなく、片手で持つ際には滑り落ちないようしっかりとした支点が必要です。背中の白い羽翼はまさに魂と言えるパーツで、一枚一枚の羽を手作業で重ね合わせ、骨格の末端に接続された星芒やスパイク状のハードな装飾が、視覚的なレイヤー感を高めると同時に、プロップ全体をより重厚なものにしています。会場の人混みを行き交う際、両脇の来場者にぶつからないよう、常に翼の広がり具合に気を配る必要がありました。
衣装は白とライトブルーを基調とした配色を選びました。ヘソ出しトップスの胸元には丸い装飾があしらわれ、金色の横ラインと繋がっており、このハイウエストのカッティングはスタイルのプロポーションとの調和が強く求められます。太もも部分の幾何学タトゥーは特別に合わせた半永久ステッカーで、白いオーバーニーソックスと相まって脚のラインを効果的に補正し、視覚的な中心を下に移動させてくれます。靴には透明素材のアッパーサンダルを選び、つま先を覗かせることで、スタイリング全体で非常に高い色彩の統一感を保ちました。
会場は週末の室内展示センターで、イベント写真の難しさは背景が膨大な人波と雑多な光源になりがちな点にあります。ですが展示館の側面にあるガラスカーテンウォールの脇で自然なトップライトを借りることができ、現場のリングライトと合わせることで、画像2にある伏し目で弦を弾くカットが生まれました。逆光の下、羽の縁が柔らかい白フチのように浮かび上がり、キャラクターの風元素ならではの軽やかな特性に見事にマッチしています。画像3は撮影の合間に展示ブースの折りたたみ椅子に腰掛けた際のもので、カメラマンさんが脚を交差させて持ち上げ、カメラを見つめた瞬間を鋭くキャッチしてくれました。膝上白タイツの長さと衣装のドレープ感を完璧に魅せており、この写真集の中で最もリラックスしたポーズとなりました。
会場では、この装いが確かに目を引いたため、通りすがりのお客さんが頻繁に振り返り、一緒に写真を撮れないかと声をかけてくださることもありました。そうした時はいつでもキャラクターの体勢を維持し、笑顔で対応するよう努めました。衣装がお腹の開いたデザインであるため、体型をコントロールするために絶えず体幹を引き締める必要があり、体力的にもちょっとした試練でした。
全撮影行程は約2時間かかりました。専用のスタジオ撮影と比べ、会場の足音やアナウンスが混ざり合うこのようなイベント写真は、時に背景に見切りがあったり、人物のハイライトが環境光に打ち消されたりすることもありますが、その強みはリアルさと自然さにあります。イベント写真は絶対的な完璧さを追求するのではなく、その瞬間のキャラクターの動的な表情と、イベント特有の賑やかな雰囲気を捉えることにあると私は信じています。巨大なプロップリュックを片付けて車に乗り込んだ時、腕が上がらないほど痺れていましたが、カメラの中の原版写真を見返すと、これらの苦労はすべて報われたと実感できました。