【雷電将軍コスプレ】桜の木の下の稲妻の面影 - 1 枚目
【雷電将軍コスプレ】桜の木の下の稲妻の面影 - 2 枚目
【雷電将軍コスプレ】桜の木の下の稲妻の面影 - 3 枚目

今回は満開の桜の下で雷電将軍コスプレの撮影に挑戦しましたが、実際の屋外ロケの光線はスタジオ撮影よりもはるかに生き生きとして自然です。稲妻の春の雰囲気に合わせるため、ロケーション選びでは大きな桜の枝が広がる斜面をあえて探しました。桜を天然の額縁(フレーム)にすることで、画面にいっそうのレイヤー感を持たせることができました。衣装の再現度はロケ撮影の成否を分ける鍵となります。肩当ての金属の曲線、帯にあしらわれた紫と金の織り成す紋様、 shadowそして彼女を象徴する長靴と厚底の木履は、着用時に何度もきつさを微調整することで、レンズの前で凛としながらも余裕のある質感を表現できるようにしました。

3枚目の写真は、出かける前に鏡の前で衣装を試着した時の記録です。実はロケの前に一番時間がかかるのは、歩いている最中にズレないようすべての金属アクセサリーをしっかりと固定することです。それに、木履で草の上を歩くときはバランス感覚がとても重要になります。皆さんが目にする1枚目と2枚目の写真は、現地のカメラマンさんが何百枚ものネガの中から厳選してくれたものです。桜が舞い散る中、雷光が閃く直前の一瞬の静けさを捉えるため、私たちは常に最高の逆光とアオリ(仰角)のアングルを探し続けていました。特に2枚目の写真のような広角の画面では、満天の花吹雪の中に佇む雷電将軍のオーラ(気場)を表現するために、身体を完全に大きく使ってポージングする必要がありました。

桜の屋外ロケーション撮影は、機材を担いで山を登りカメラ位置を探すなど確かに大変ですが、柔らかな陽光が花枝の影をキャラクターの上に落とし、紫と白の衣装が自然環境と奇妙なまでに美しく融合していくのを見ると、すべてが報われたと感じます。私個人の解釈では、コスプレは単に衣装を着替えることではなく、キャラクターと環境の共鳴を見出すことだと思っています。スカラマシュ(散兵)の持つ決絶さを映し出すにせよ、あるいは雷電将軍の威厳を表現するにせよ、その瞬間に伝わる情緒は往々にしてポーズよりも人の心を動かします。シャッターが切られる数十秒の間、私は確かに物語の中の住人になっていました。今回の撮影ではあえて柔らかめの色調を試みました。これは武器の鋭さを抑え、キャラクターに一風変わった静寂の美学を表現してもらうためでもあります。今回の仕上がりから、稲妻の春ならではのロマンチックな世界観を皆さんに感じていただければ幸いです。