今回の屋上庭園での撮影にあたり、カメラマンさんとの事前の打ち合わせで、大胆な逆光撮影と前ボケをメインの基調に据えることを決定しました。撮影当日は日差しが強く明暗差が激しい環境でした。背景の青緑色の欄干や周囲のピンクの花々の色彩を損なわず、被写体の顔の白飛びを防ぐため、正面からレフ板で光を補い、レタッチで部分的な明暗比を微調整しました。キャラクター特有の清冷な雰囲気を再現するため、アイメイクでは目の横幅を長めに引き、薄い色のカラコンで透明感あふれる空霊な眼差しを演出。鼻筋、目頭、頬骨にハイライトを入れ、陽光が差し込むことで素肌の透明感を引き立てました。ヘアスタイルでは、ライトブルーのウィッグの前髪とサイドの触角を念入りにカットし、2つの白いリボンで固定しました。
撮影中、青緑色の橋の欄干を前景と背景のリーディングラインとして活用し、画面の奥行きと立体感を強調しました。カメラマンさんは50mmと85mmの大口径単焦点レンズを駆使し、背景の木々の葉や遠くの建造物を柔らかくぼかしてくれました。ポージングは欄干に身を預けたり、カメラに向かって手を差し伸べたり、軽くうつむいて思索に耽る所作が中心です。グレーのチェックスカートにタイツなしの素足スタイルだったため、露出に配慮しつつ、自然な立ち姿や座り姿勢を通じてふくらはぎのラインとスカートの美しいシルエットを引き出し、白ソックスと黒のメリージェーンシューズを合わせました。
今回のロケ撮影で最も感動したのは木漏れ日と光の美しさでした。木々の葉を抜けた陽光がスカートや顔の上にまだらな木漏れ日を描き出します。撮影を重ねるにつれて構図と光の扱いに慣れ、花々の間から差し込む光が瞳を照らす奇跡的な瞬間を捉えることができました。レタッチでの色温度調整と相まって、全体的に柔らかく澄んだ霧のような美しい空気感を創出。最高の逆光撮影効果を得るため、光のフレアが顔のベストな位置に落ちるようアングルを何度も微調整しました。途中で試したベンチでのアングルも、花々に囲まれた中で見事な輪郭光(リムライト)を生み出してくれました。
このようなキャラクターを演じる際、外見の冷涼さは器に過ぎず、内に秘めた感情こそが魂です。そのため撮影中はレンズを直視しすぎず、微かな距離感とアンニュイさを瞳に宿すよう常に意識しました。屋上庭園での屋外実景撮影はメイクや光のコントロールにおいて難易度が高かったものの、そうした不確定要素こそがシャッターの一瞬一瞬に独自の生命力を宿してくれました。青緑色の鉄橋、睡蓮、ピンクの薔薇、そしてキャラクターのライトブルーの髪色が自然光の下で溶け合い、すべてが完璧に調和。今回のMyGO!!!!!の聖地巡礼ロケ撮影は、キャラクターへの深いリスペクトを形にしただけでなく、自然光撮影の貴重な経験を培えた、極めて有意義なコスプレ制作となりました。