武漢CGF Day2のイベント写真のデータ整理から振り返ります。朝から晩まで撮影し、仲の良い友人をメインに撮っていたこともあって、大盛況の熱気の中でとても撮れ高の高い一日となりました。会場内には高反射のミラーフロアが敷かれており、足元に鮮明なリフレクション(反射)が生まれたため、構図決めには少し苦労したものの、画面の奥行きと視覚的なインパクトを格段に引き上げてくれました。今回の機材はNikon D750にSIGMA 50mm F1.4 ARTとTAMRON 24-70mm F2.8を組み合わせ、ライティングにはYN685×3台、GODOX V850III、ZHIYUN M40を使用しました。
イベント会場のように明暗差が極めて大きい屋内環境でのイベント撮影では、主にソフトボックスとオフカメラストロボを活用して背景を暗く落としつつ、床の反射光を綺麗に残すのがポイントです。50mm単焦点によるバストアップの特写では背景を綺麗にボカし、24-70mmは会場のスケール感を活かした全身撮影に重宝しました。ライティングを組む際は、天井のスポットライトが床の反射面で綺麗な光の波紋を描くよう意識し、白飛びを防ぐ細心の調整を行いました。また、鏡面フロアは非常に滑りやすく、ハイヒールでの立ちポーズは細心の注意が必要で、ポージング中も脚のラインや足裏の重心のかけ方に常に気を配りました。赤いドレスとハイヒールでの横臥ポーズは体幹と腹筋の筋力がかなり試され、腰を支えるのは大変でしたが、全カットの中で最も美しい仕上がりになりました。
イベント写真の大きな強みは、現場に設置された白い紙扇や円柱、半透明のチュールレースといった環境小道具を柔軟に活かせる点にあります。これらの幾何学的なオブジェは冷白色の光の中で洗練された質感を放ち、衣装の色彩をより鮮やかに引き立ててくれました。今回はポージングを中心とした撮影で、事前の準備段階でも多くの工夫を取り入れました。反射面があまりにクリアだったため、透明感を引き出すべくレタッチで反射部分の露出を適度に抑え、被写体を際立たせました。イベント撮影は一日中歩き回る体力勝負ですが、大切な仲間たちの輝く瞬間を二次元撮影として美しく切り取ることができ、心から充実した一日となりました。