今回の蛍火虫アニメゲームカーニバルでのコスプレ撮影では、メインのフロントライトにGodox ML100Bi、バックライト(逆光)にGodox AD200proIIストロボを使用しました。会場特有の寒色系トップライトで雑多な環境下において、この2灯ライティングが大活躍。フロント光が顔立ちを柔らかく照らし出し、逆光が金髪の輪郭に美しいリムライトを描くことで、雑多な背景から被写体をくっきりと際立たせてくれました。
イベント会場内での撮影は、想像以上に体力勝負でした。「大泥棒」魔理沙ならではのクールさと愛らしさを両立させるため、数多くのポージングに挑戦。例えばほうきを抱えて片足立ちするポーズでは、バランスとスカートのシルエットを維持するために重心を細かく微調整し、しゃがみや床座りの姿勢では、スカートが乱雑に溜まらないよう整えつつ、人通りの多い会場床でストッキングや靴を汚さないよう常に気を配りました。
衣装面でも細やかなこだわりが満載です。白黒モノトーンのふんわりスカートに紫の魔女帽子、白いレースフリルが合わさり、とても上質な仕上がりに。しかし一番苦労したのはほうきの小道具でした。見た目以上に重く長さもあるため、混雑する会場内で周囲の通行人にぶつからないよう細心の注意を払いました。撮影中はほうきの柄を肩に担いだり、両手で構えたり、片手で持ったりと様々な表情や仕草を試し、片手で頬杖をついてしゃがみ込むこの構図に辿り着きました。
写真セレクトでは、脚のラインや全体のプロポーションが綺麗に表現されたカットを優先。片脚を上げてほうきを体の前に横たえるカットや、帽子のつばに手を添えてしゃがむカットなど、動きの大きなポーズがキャラクターの躍動感を存分に引き出してくれました。人混みで背景が雑多になりがちだったため、ガラスカーテンウォールを背景に選び、大口径レンズのボケ味で後方の通行人を綺麗にぼかしました。色調補正でも冷涼でクリアなトーンを意識し、キャラクターの持つ雰囲気に寄り添わせました。
イベント会場での撮影は本当に特別な体験です。蒸し暑い中、長いウィッグと重厚な衣装で汗だくになりましたが、仕上がったイベント写真の美しさを前にすべての苦労が報われたと実感しました。この写真セットは私自身の『東方Project』への理解と愛の記録であり、今回の蛍火虫アニメゲームカーニバルでの最高の思い出となりました。