今回の花嫁風の下江コハル コスプレ写真は、私とパートナーがゼロから少しずつ作り上げた成果です。生地選び、型紙の決定、小道具的買い出しから、現場のライティングや撮影に至るまで、丸々2週間のプライベートな時間を費やしました。
まずは衣装とウィッグについて。この白いドレスで一番悩んだのは、カットアウトとリボンの部分でした。軽やかでありながら身体にフィットする効果を出すため、3種類の生地を試し、最終的にほんのりパール感のあるシフォンを選びました。裏地の硬めのチュールと合わせることで、スカートの裾や広がりのあるフリル袖が、ふわっと宙に舞ったときにも綺麗なボリュームをキープし、重たく見えないようにしました。胸元の小さな花与濃紺のチョーカーは完全な手縫いで、特にチョーカーの十字星の模様は、ゲームのオリジナル設定のディテールと何度も見比べながら、極限まで再現度を高めました。ウィッグは2色のグラデーションで、頭上の円弧状のヘイローの支柱も自分たちでヒートプレスプレートを曲げて制作し、濃紺の羽の髪飾りと合わせることで、全体的なスタイリングに少女らしさの中にどこか神聖な雰囲気をプラスしました。
シチュエーションの立ち上げは、今回の撮影の最大のハイライトです。アンティーク調の金の画枠と背景のアイアン製鳥籠のフレームは、中古市場で手に入れて自分たちで塗装し直したものです。床には10メートル以上のピンクと白のチュールを敷き詰め、雲海のような立体感を出すためにワイヤーネットを土台にし、その上にチュールを幾重にも重ねていきました。両脇の白い柱の植木鉢とピンクの桜の枝は、一輪一輪の花の向きまで調整し、背景にあるタロイモパープルのグラデーション背景布と合わせることで、最終的にロマンチックでありながらどこか幻想的な「絵画の中の世界」のようなビジュアルが完成しました。撮影時、スカートの裾が自然に広がりながら落ちる躍動感を捉えるため、十数回も繰り返し裾を宙に放り投げました。パートナーは床に這いつくばってチュールのシワを整えてくれ、同時にレフ板の角度をコントロールして、ハイキーな光を顔や衣装に均一に当て、影が重くなりすぎないようにサポートしてくれました。
実際、コスプレを続ける中で、これほど複雑なシチュエーションを一人だけで完成させるのは非常に困難です。今回、パートナーと協力し合い、脳裏に描いていたビジョンを実際の写真という形に落とし込めたことに、大きな達成感を覚えています。撮影プロセスは確かに体力を消耗しましたが、ファインダー越しに最終的な仕上がりを見た瞬間、夜な夜な衣装を裁断したことも、重い道具を搬入したことも、すべてが報われたと感じました。この二次元への愛とこだわりが、写真を通じて見てくださる友人たちに伝わることを願っています。この素晴らしい二次元撮影の体験を共有できて本当に良かったです。