5月といえば皆が軍隊訓練(軍訓)で忙しい季節ですが、そんなタイミングに合わせて、白ホリ撮影のスタジオで特訓感の漂うカナヲを撮影してきました。
真っ白な背景のスタジオは、実は衣装の発色を表現するのがかなり難しいです。特にこの定番の紫の制服は、光が強すぎるとのっぺりして見えてしまいますが、カメラマンの小溪さんのライティングコントロールのおかげで、衣装の質感を非常に立体的なレイヤー感をもって表現できました。白ホリ撮影のような環境で立体感を出すには、ライトの位置とソフトボックスの連携に大きく依存します。今回選んだブーツは少し個性的で、ロングタイプの白い太ヒールブーツにしました。もともとは背筋の伸びたシャープな印象をプラスしたかったからで、刀を抜く抜刀ポーズと合わせることで下半身が寂しくならず、全体が引き締まる視覚効果を狙いました。
撮影中、私は刀の柄を握る角度をずっと微調整していました。というのも、このような中腰の座りポーズに加えて刀を高く掲げる動作は、少し油断すると肘が顔を隠してしまったり、刀の柄が傾いてしまったりするからです。そのため、刀身と体のラインが一つの垂直線上にきれいに収まりつつ、硬く見えない絶妙なバランスポイントを見つけるまで、何度も繰り返しトライしました。手を真横へと伸ばすこの動作は、実は少し力を溜めているような感覚を意識しており、手の絶妙な延長線によって画面に「呼吸感」をプラスしたいと考えました。
また、白ホリ撮影のセットが非常にシンプルだからこそ、かえってキャラクターの表情(神色)に集中することができます。カナヲは普段、物静かで口数が少ないように見えますが、その瞳にはストーリーが秘められています。そのため、特写(クローズアップ)のカットではあえてわずかに顔を上げ、目元の筋肉をリラックスさせました。カメラを意識して凝視するのではなく、斜め上のほうを少しぼんやりと見つめることで、画面からあの静かでいてどこか鋭い気品を伝えられたらと思いました。
2つのポージングについて、躍動感のあるポーズでは両膝をキュッと引き締め、手元の張力と合わせることでキャラクターの戦闘状態を表現しました。一方で半身の特写カットは感情の表現に重きを置いています。このような一見柔らかい所作をキャラクター本来の個性へと溶け込ませるには、単に外見を似せるだけでは不十分です。立ち姿、重心の移動、さらには指先の広げ方にいたるまで、時間をかけて細かく研究する必要があるのが少女コスプレの奥深さです。
真っ白なスタジオは肌の質感もストレートに出るため、メイクは厚塗り厳禁です。アイメイクにはキャラクターの瞳の色にマッチする薄紫系のグラデーションを選び、よりクリアでナチュラルに見えるようにしました。撮影後のレタッチ(後期処理)でもあえて本来の肌の質感を残し、過度な肌補正を避けることで、表現したかったあの飾らないリアルな空気感に近づけました。
今回は全体を通して、キャラクターの持つあの「沈静感」を正確に捉えることに全力を注ぎました。実は撮影前、自分にこの気品を表現しきれるか少し不安でした。カナヲというキャラクターは外見こそおっとりとして見えますが、内面には非常に明確な芯を持ったタイプだからです。そのため、ポージングを作る際も一挙手一投足の力をあえて「内に収める」ように意識し、「ブレず、的確に、静かに」を徹底して、彼女の普段の静かでいて素早い行動様式に近づけるよう努めました。
撮影時間は約3時間。同じポーズを長く維持しているとさすがに脚が少し引きつりそうになりました。特に白いブーツの底が厚いため、しゃがみポーズ上座りポーズを何度も切り替えるのは体幹にとってかなりの試練でした。しかし、白ホリの中で切り取られたこのスマートで洗練された完成写真を見て、すべての疲れが吹き飛びました。撮影終了後、小溪さんと一緒に何枚か写真をチェックしましたが、こうしたミニマルな背景は、二次元撮影においてキャラクターの純粋さを表現するのに本当に最適です。この日常の特訓風景を切り取ったようなカナヲ コスプレの作品を、皆さんに気に入っていただけるかドキドキしています。