今回の撮影では『ブルーアーカイブ』における霞沢ミユの定番の「ゴミウサギ」スタイルを選び、複雑なロケ地は使わず、あえて白ホリの撮影スタジオと目立つ回収用ゴミ箱だけで画面を構成しました。1枚目の写真では、フタ付きのゴミ箱をあえてクッション代わりにし、黒いタクティカルグローブやニーパッドを合わせることで、「戦闘モード」でありながら日常の道具を扱っているというギャップ感を的確に捉えています。手にした武器には白いバンテージを巻き、襟元にはミニ双眼鏡をぶら下げるなど、細かい装備品のディテール管理にもかなりこだわりました。
撮影前にカメラマンと小道具の使い方について話し合い、黒いバケツに貼られたリサイクルマークをピストルや爆弾といったユーモラスなイラストに変更しました。さらにサイドにある青色の「PUSH」ペダルも加わり、セット全体がまるでゲーム内の一特殊な物資回収ポイントであるかのような雰囲気に仕上がりました。こうしたギャップ萌えの要素を取り入れたことで、写真の仕上がりまでのプロセスが随分と楽しいものになりました。霞沢ミユの「一見すると天然でドジっ子だけど、行動はめちゃくちゃ真面目」という性格を表現するため、2パターンの異なる座りポーズを試しました。一つは地面にしゃがみ込み、ゴミ箱をひっくり返して臨時の「ワークスペース」にするポーズ。もう一つは2枚目の写真のように、回収箱を完全に椅子として占領し、片足を「PUSH」のフタに乗せることで、「回収大王」のような豪快さと気ままさを演出したポーズです。
衣装に関しては、青と白のバイカラーセーラー服に鮮やかなグリーンのスカーフを合わせ、キャラクター本来の爽やかな配色をしっかりとキープ。同時に、黒いタクティカルグローブや覗く黒いニーパッドが、キャラクターに秘められた戦闘属性を暗示しています。身につけている双眼鏡や髪飾りなどの細かなアクセサリーは、再現度を高めるためにわざわざ取り寄せたもので、ディテールから全体のクオリティを引き上げたいと考えました。スタジオ撮影では、今回あえて純白のハイキーライティングを採用し、雑多な要素による邪魔を一切排除。これにより、メインのブルー×グリーンの配色と、黒・白・赤が混ざり合う小道具との間に、クリーンで鮮明な視覚的コントラストを生み出すことができました。
こうしたアニメコスプレで最も試されるのは、やはり設定にある「ゴミウサギ」らしさを、いかに身体の言語やシチュエーションの空気感を通して表現するかという点です。単にカッコよくてスタイリッシュな絵を撮るのではなく、彼女の特質であるどこかひたむきな天然っぽさを残したかったため、ポージングの大部分をこれらの回収箱の周りで展開させました。日常生活の中に少しのシュールさを含んだこのような構図こそ、このキャラクター自身の魅力を皆さんにダイレクトに感じてもらえると思います。背景に白を選んだため、レタッチでは主に肌のトーンが自然で透明感を持つようにし、同時に衣装のブルーの清潔感をキープすることに注力しました。写真セット全体の撮影体験は非常に良く、小道具が大きくてスペースを取るものの、シーンにたくさんの遊び心を添えてくれました。最後に、この可愛らしくもどこか凛とした雰囲気を自然な形で切り取ってくれたカメラマンによるコスプレ撮影の素晴らしい瞬間に、心から感謝します。