今回は思い切って、魔理沙を標高4000メートル近い玉龍雪山へと連れ出しました。重い機材を担いで登るのは確かに息が切れましたが、背後にそびえ立つ雪山を目にした瞬間、すべての苦労が報われたと感じました。この衣装は「森森仙」製で、シルエットが非常に綺麗に立ち、星やリボンのディテールの再現度も抜群に高いです。さらに、高原ならではの力強い太陽光の下で、生地の質感が素晴らしく映えてくれました。撮影中は凄まじい強風で帽子が吹き飛ばされそうになり、片手で帽子のフチを押さえながら必死にアングルを探すという、ハラハラしながらもスリリングな体験となりました。
雪山の光の条件は都市部とはまるで異なり、紫外線が強く、白の照り返し(反射)が凄まじいため、エプロンやスカートの裾のレイヤー感を非常にクリアでクリーンに表現してくれます。山景のクールなトーンに合わせるため、レタッチ(後期加工)では雪の冷たい白とネイビーのベストのコントラストをあえてしっかりと残し、画面全体により高い透明感を持たせました。魔理沙はもともと元気いっぱいの魔法使いのキャラクターですが、このような雄大で壮大な大自然の中に身を置くことで、かえって不思議な童話のような世界観(メルヘン感)が生まれました。
ロケーション選びから立ち位置の決定にいたるまで、すべて自分の一歩一歩で踏み固めて進め、風に乱された毛先のニュアンスも、彼女のフランクで細かいことを気にしない性格に美しく寄り添ってくれました。こうした過酷な環境での雪山ロケは確かに体力を消耗しますが、好天と最高の背景に恵まれたときの仕上がりの素晴らしさは、スタジオ撮影では決して代替できない魅力があります。東方Projectのキャラクターの真髄は、あの瑞々しい躍動感と自由奔放さにあると常々思っていますが、今回の雪山ではまさに全力でそのロールプレイを解放することができました。次回のコスプレ撮影でも、このキャラクターのさらなる可能性を広げられるような、面白いシチュエーションに挑戦してみたいです。