成都植物園でこの蔡文姫コスプレ 時の祈りのロケ撮影を行いました。今回のロケーションは、植物園が新しく手がけたカラフルな紫陽花(アジサイ)スポットの開花時期にちょうど重なり、自然の景観と衣装の相性が抜群だったため、この撮影プランを決定しました。素晴らしい成都での撮影依頼の機会となりました。
今回のスタイリングの核心は、象徴的な鮮やかなシアン色のショートヘアと、頭頂部の両サイドにあしらわれたメカニックなグレーシルバーの髪飾りです。衣装自体は黄緑グラデーションの漢元素(漢服アレンジ)ロングドレスで、胸元のライトブルーのトーテム刺繍の工芸が非常に精巧です。ウエストベルトが腰の位置を高く見せ、レイヤードされた裾と軽やかな生地が、歩くたびに非常にひらひらと美しく舞います。中華風コスプレのデザインがベースですが、メカニカルな髪飾りというSF要素が加わることで、自然光の下で新鮮でありながらも個性が際立つスタイルに仕上がりました。
屋外の雰囲気に合わせるため、小さな野花の花束とシャボン玉のおもちゃを小道具として使用しました。紫陽花の茂みの中でシャボン玉を吹くと、太陽の光が透明な泡を通り抜けてきらびやかな色彩を屈折させました。さらに、そよ風に揺れる軽やかなスカート的裾が相まって、画面に多くの生き生きとした躍動感を添えてくれました。途中で丸太の上に座るアングルを試しましたが、木漏れ日の隙間から差し込む逆光をちょうどよく利用でき、星の光のようなハロー(光輪)効果が生まれました。あの柔らかい光線が人物と背景を実に見事に融合させてくれました。
今回的撮影に使用した機材はソニーA7M4で、シグマ85/1.4の大口径ポートレートレンズとタムロン2875g2のズームレンズを組み合わせました。85mm単焦点は半身のクローズアップ(特写)を撮影する際、背景のボケ味や顔のディテールのキャプチャにおいて優れたパフォーマンスを発揮してくれます。撮って出し(直出)に関しては、ソニーのクリエイティブルック「FL」パラメータを使用しました。機内設定はハイライト-9、シャドウ+3、コントラスト-2、シャープネス1、シャープネス範囲3、さらに明瞭度1の微調整を施すことで、仕上がった画面の色彩は比較的淡く柔らかくなり、このような自然で爽やかなスタイルのロケ撮影に非常にマッチします。わずかな色調整で写真を仕上げられるため、非常に効率的です。これこそ二次元撮影の醍醐味です。
撮影中、植物園で春の散策(踏青)を楽しんでいる多くの観光客に出会い、何人かはこのスタイリングに気づいて親切に声をかけてくれました。植物園でロケ撮影をするメリットは、広大な紫陽花だけでなく、背の高い高木、土の小道、丸太など、シーンが非常に豊富で、様々なレイヤー(層状)の構図を撮影できる点にあります。光線の変化による撮影の挑戦もありましたが、特に逆光写真を撮影する際は、シグマ85/1.4の大口径の強みが非常に明確に現れ、画面の透明感と人物の明るさを両立させてくれました。
総括すると、今回のロケ撮影は非常に心地よい体験となりました。天気は晴れ渡り、日差しも十分で、会場のフラワーシ―はちょうど満開の時期を迎えていました。衣装のイエローとシアンは、緑の植物や花々の引き立て役として全く違和感がありませんでした。シャボン玉マシンや花束も人物の表現を生き生きとさせてくれました。中華風のエレメントが好きで、夏に向けて爽やかな質感のロケ撮影をしたい人にとって、植物園は本当に宝物のようなロケーションです。特に今回のソニーのクリエイティブルックのパラメータ設定と組み合わせることで、出片(良い写真)の効率とクオリティの両方に満足できる結果となりました。