今回挑戦したのは『オナー・オブ・キングス』に登場する雪女・高漸離で、私にとってはまさに「お気に入り(本命)」のヒーローです。最初の衣装の型紙作りから、ウィッグのカットや毛流れの調整にいたるまで、どのディテールも長い時間をかけて何度も微調整を繰り返しました。この戦袍は白と青のグラデーションのレイヤーが非常に多く、特に襟元や袖口のファーのボリューム感。写真のようなふんわりと軽やかな質感を出すために、内側には何層もの支えを仕込んでいます。法杖の発光効果はレタッチによる合成ですが、手にする角度や重心については、撮影時に何十通りものポージングを試し、最終的に威厳と優雅さを兼ね備えたこの持ち方に決めました。
現場の風がウィッグのなびき具合と見事にマッチし、撮影中は終始強風に立ち向かう形になりましたが、それがかえってキャラクターの持つ「吹きすさぶ寒風の中の戦士」という気骨を自然と引き出してくれました。後処理の光影や雪粒のグラフィックも、原画のスキルエフェクトをベースに拡張したもので、ヒーローがアルティメットスキル(大技)を発動した時の圧倒的な威圧感と美しさを極限まで再現するよう、今回の氷雪エフェクトの演出にこだわりました。
実のところ、このヒーローを何年もプレイしており、最初は彼女の氷結スキルに魅了され、やがて彼女のストーリーの核心をより深く理解するようになりました。コスプレをするたびに、キャラクターを再認識するプロセスを歩んでいる気がします。今回、自分の手による作品を通じて、心の中の雪女を具象化することができ、本当に大きな達成感を感じています。撮影中にはたくさんの同好の士(ファン)にも出会い、お互いに衣装の乱れを整え合ったり、コスプレの心得を語り合ったりして、とても素晴らしい雰囲気でした。「心に男がいなければ、刀を抜くだけで自ずと神と化す(心中無男人拔刀自然神)」という言葉がありますが、法杖を握ったその瞬間、私は確かに氷雪の魔術師だけに許された集中力と力を肌で感じました。今回の仕上がりには自分でもかなり満足しています。この二次元ならではの感動を、このキャラクターを愛するより多くの友人に届けることができれば嬉しいです。