【にこ コスプレ】ゼンレスゾーンゼロの邪兎屋ボス、夏のロケ撮影はエアコン頼みで生命維持 - 1 枚目

ここ数日の杭州の気温は本当に息苦しいほどで、5分外に出るだけで2時間分汗をかくような猛暑ですが、ストックしていた写真データを見返すと、今回の撮影は本当に価値があったと実感します。『ゼンレスゾーンゼロ』の邪兎屋のボス、ニコ・デマラのトレードマークであるライトブルーのファー付きショートジャケットと網タイツコスプレは、正直なところ夏の屋外ロケで着るには肉体的にも精神的にも大きな試練でした。ショート丈とはいえ、首元にファーが触れるだけで背中に汗が流れ落ちます。幸いにも遮るものがあるスタジオでの撮影を選び、1灯のサイド逆光ライティングを駆使したことで、夏の蒸し暑さをうまく打ち消し、キャラクター本来の気だるげで自信たっぷりな雰囲気を写真に収めることができました。

今回のメイクでは、グリーンのカラコンの透明感を際立たせ、ピンクのツインテールとのコントラストを強調しました。アイラインを少し跳ね上げることで、ニコ特有のしたたかで鋭い眼差しを表現しています。ウィッグはピンクのツインテールのスタイルで、トップの黄色いリボンとダークカラーの獣耳飾りを正確な位置に固定しないと雰囲気が崩れてしまいます。グローブとアームカバーのディテールにもこだわり、白いフィンガーレスグローブにピンク×白のリストガードを合わせ、ゲーム内の質感を再現するために仕立て屋さんに頼んで隠しスナップボタンを付け、腕を上げてもズレ落ちないように工夫しました。

一番大変だったのは、黒の網タイツとハート型スタッズベルトの組み合わせです。見た目は抜群に可愛いのですが、夏場に着るとあせもができそうなほど蒸れます。それでもキャラクターのスタイリングを忠実に再現するためには、物理的な苦しさは我慢するしかありません。撮影前には腕がこわばらないよう入念にストレッチをするのが習慣です。今回の写真のように大きく腕を伸ばすポーズでは、肩を開いておかないと窮屈な写りになってしまうからです。

多くのファン仲間から「なぜ涼しげな夏アレンジ版にしなかったの?」と聞かれましたが、オリジナルのショートジャケットと網タイツの組み合わせは確かに暑いものの、「猛暑の中でもクールにキメる」というギャップこそが、野良として気ままで抜け目のないニコの性格にぴったり合っていると感じたからです。レンズに向かって手を伸ばすポーズでは、指先を少し大げさに広げ、あおりのアングルと合わせることで腕のラインを長く見せ、画面に迫力と緊張感を持たせました。

撮影中にはちょっとしたハプニングもありました。スタジオのエアコンが突然故障し、表情管理が崩れそうになったのです。カメラマンさんの励ましとハイスピードな撮影のおかげで、10分以内にメインビジュアルとバストアップのカットを撮りきることができました。今こうして見返すと、視線や指先のニュアンスもしっかり表現されており、ライティングのハイライトも絶妙で、ジャケットのダイヤキルティングやゴールドチェーンの光沢感が綺麗に描写されています。

長年コスプレをしてきて実感するのは、再現度とは単に衣装のサイズや色だけでなく、身体表現こそが重要だということです。例えばニコ・デマラは普段から片足に重心を置き、首をかしげて相手を観察するような仕草を見せますが、この脱力感こそが魂です。今回の写真の眼差しを作るため、鏡の前で何度も練習しました。ただ目を大きく見開くのではなく、「あなたを見つめながら、どうやって一儲けしようか企んでいる」ような、余裕たっぷりの表情を表現したかったのです。

杭州の夏はまだまだ続きますが、『ゼンレスゾーンゼロ』の邪兎屋のためなら、どんなに暑くてもやる価値がありました。この衣装は一旦衣装カバーにしまって、涼しい秋になったら改めてロケーション撮影に出かけようと思います。ストック写真は充実していますが、次の屋外撮影は少し気温が落ち着くまでお預けになりそうです。今回のスタイリングのディテール再現度には自分でもかなり満足しており、特にファートリミングの安っぽさを感じさせない質感や、カメラ前での網タイツの立体感が際立ちました。メイクは崩れ防止ファンデーションをしっかり重ねたおかげで、強い照明の下でもテカリや崩れなく乗り切れました。

総括すると、ニコ・デマラというキャラクターは『ゼンレスゾーンゼロ』の人気担当であるだけでなく、コスプレイヤーにとっても体力やメイク・スタイリングのこだわりが試されるゲームキャラクターコスプレです。今回シェアした撮影のコツや着こなしが皆さんの参考になれば幸いです。夏のロケ撮影に出かける際は、小型扇風機や冷却シートを忘れずに持参して、私のように熱中症になりかけないよう気をつけてくださいね。