中学生の頃に一目惚れして以来、不知火というキャラクターはずっと私の心に残り続けていました。『陰陽師』の十周年を迎えた今、この長年の想いを不知火 コスプレの本番写真という形でようやく形にすることができました。今回のスタジオ撮影では純白ではなく一面ブルーの背景を試してみましたが、ライティングと合わさることで非常に透明感が高まり、まるでどこまでも広がる天空のように画面全体をクリーンに彩ってくれました。この和風衣装には細やかなこだわりが満載で、透け感のある白い生地、大胆な背中あきのバックデザイン、赤い飾り紐やタッセル、そしてウエストの格子柄の帯や金属チャームに至るまで、撮影中も生地のシワやドレープの落ち感に常に気を配りました。ウィッグは高めのアップヘアに結い上げ、赤と金のヘアアクセサリーに両サイドの長い鬢の毛を垂らしました。メイク面では赤茶系のアイシャドウと赤いカラコン、右目の下の泣きぼくろを強調し、凛とした清冷な気品を際立たせました。小道具には2本の扇子を用意し、赤黒の扇子を高く掲げ、青白模様の扇子を体の横や正面に添えました。ポージングに関しては、写真1の全身構図がとても気に入っています。身体をひねって振り返り、片手で扇子を高々と掲げつつもう片方の手を後方へ優雅に広げることで、ロングスカートや袂がふわりとなびく美しい弧を描き出し、すらりとしたプロポーションと脚のラインを存分に引き立てることができました。足元に合わせた白ストッキングもスタイリング全体のレイヤー感を高めてくれています。写真2では背中のしなやかな曲線美とウエストの赤い飾り紐のディテールを重点的に見せ、写真3では扇子で顔を半分覆うクローズアップを捉え、身体表現における多彩な空間の広がりを試みました。スタジオ撮影の最大の強みは光を緻密にコントロールできる点にあり、青い光が衣装の質感を損なうことなく、かえって白髪や半透明の白い布地の透明感をより一層引き立ててくれました。納得のいく数枚を切り取るため、現場では扇子の角度や上半身のひねり具合を何度も細かく微調整しました。今回の和風写真の記録をシェアすることで、ポーズ参考やクロッキースケッチの素材を求めている皆さんにとっても、何かしらのインスピレーションになれば幸いです。