広州蛍火虫アニメエキスポでのイベント写真がようやくまとまりました。宮崎駿アニメ『もののけ姫』のサンの佇まいを忠実に再現するため、衣装やヘアメイクに多くの工夫を凝らしました。トップスは裾にダメージ加工を施した白いノースリーブを選び、肩周りにはボリュームのある白い毛皮マントを連結。歩くたびに毛並みが自然になびくようにしました。ヘッドアクセは赤地に黄色の円を配し縁にファーをあしらったデザインで、額の中央には赤い丸のフェイスペイントを施しました。首元には白い牙の首飾りを掛け、手元には白い短剣の小道具を携えています。
メイク面では、山林で育ったサンの野生味を表現するため、綺麗めな仕上がりをあえて崩し、両頬に赤いラインペイントを描き入れてブルーのカラコンを装用。髪型も無造作な束感を出し、あえて整えすぎないラフさを残しました。腕には黒いバンデージを巻き、耳元には白い大きな円形ピアスを装着。ボトムスには深いネイビーのミニスカートを合わせ、素足に白いミドルソックスを着用しました。
当日の会場は非常に混雑していましたが、幸いにもアスファルトが広がる開けたスペースを見つけることができました。跳躍の躍動感を切り取るため何度もジャンプに挑戦し、両手を広げたり短剣を頭上に掲げたりして、身体の伸びやかさを追求。何より満足できたのは、声刻CF5スモークマシンによる煙の演出でした。シャッターを切る瞬間にゴールドのパウダーを噴射し、ジャンプの動きと相まって画面の緊張感が一気に最高潮へ達しました。膝にはリアリティを出すために擦り傷メイクを施し、硬いアスファルトの上で跳び続けたため体力は使いましたが、仕上がった写真を見て心から報われたと感じました。
都会のアスファルトや横断歩道を前にしたこの作品は、鮮烈なコントラストを描き出しています。片や近代的なビル群と行き交う人々、片や山林から舞い降りた生命力あふれる野生の魂。撮影時は背景の雑踏に主役が埋もれないようローアングルの煽り構図を多用し、周囲の人波を交わしながら跳躍の高さを際立たせました。山林の魂が都会へと躍動する空気感が見事に表現され、明暗のコントラストと寒暖のトーンバランスも原始的な瑞々しさをしっかりと留めています。この写真に宿る活力と不屈の力強さを感じていただけたら嬉しいです。