イベント写真が順調に仕上がりました。フラッシュを浴びたエナメルの質感が本当に最高です。今回の写真は主に「黒猫のコスプレ」の設定と、全体的にダークで鋭い(シャープな)世界観を軸に撮影しました。黒のエナメル素材の衣装はスタジオの強い光の下で素晴らしい光沢を放ち、服のテクスチャやシルエットを最大限に引き出してくれています。赤のカラコンと鮮やかな赤リップを合わせ流ことで、クールさの中に危険でチャーミングな魅力を添え、「口の悪い(毒舌な)」キャラクター設定に見事にマッチさせました。
今回は2つのシンプルな小道具を用意しました。白い円形のファーラグと、黒い金属製のステップスツールです。白いラグが絶妙なビジュアルのアクセントとなり、黒一色の衣装が暗い背景に溶け込んでしまうのを防いでくれています。写真3の座りポーズは個人的にとても気に入っていて、スツールに腰掛けて脚を自然に伸ばすことで、網タイツ、レザーストラップ、そしてニーハイ高ヒールブーツの組み合わせを綺麗に見せることができました。全体のプロポーションが非常にスラリと美しく引き立ち、構図もバランスよく中央に収まっています。
カメラマンの蒲牢411先生は光のコントロールが本当に絶妙です。エナメル生地はフラッシュの下で白飛びしやすいのですが、ライティングの角度を何度も調整することで、光沢感を出しつつディテールも損なわないこの美しい効果を収めてくれました。全6枚の写真の中で、立ちポーズ、しゃがみポーズ、座りポーズ、正式な床に伏せたポーズに挑戦しましたが、これは主にキャラクターの持つツンデレ感や気高さを表現するためです。撮影時は周囲の人通りがかなり多く背景が少し雑多でしたが、カメラマンさんが大口径レンズと絶妙な画角で人物を完璧に際立たせてくれました。
メイクとヘアスタイルに関しては、ウィッグの細かい後れ毛のディテールまでとてもナチュラルに仕上げました。獣耳やふさふさの尻尾は身につけるとそれなりの重量がありますが、美しい仕上がりのために体をしっかりとキープして動かないよう踏ん張りました。エナメルコーデの着心地は正直それほど快適とは言えず、特に人が密集して混雑するイベント会場では、2〜3時間着用しただけでもかなり蒸し暑くなってしまいます。しかし、完成した写真の効果を見ると、すべての苦労が报われたと感じます。特にこのような強い光沢感と立体的なシルエットを持つ衣装は、イベント会場の照明の雰囲気と相まって、キャラクター自身の持つ唯一無二の個性を見事に伝えてくれます。
このような反射の強い素材を撮影するときは、毎回ブラインドボックスを開けるようなワクワク感があります。レタッチが終わって写真が完成するまでは、衣服に当たる光の一筋一筋の質感を完全に把握するのは難しいからです。今回の写真集は、光と影の捉え方やキャラクターの表情の切り取り方が非常に的確で、レタッチの際にもエナメル本来の素材の質感を残し、過度な加工は控えました。イベント写真として、当時現場で目にしたあの感覚を自然に再現できたことこそ、最高の表現だと思います。