今回のユニコスプレはクラシックな中国庭園撮影のロケーションで行い、白の改良チャイナドレスというスタイリングを特別に選びました。
白チャイナドレスの光沢感ある生地は自然光の下で素晴らしい質感を放ち、立ち襟のチャイナボタン、オレンジイエローの模様、そしてサイドの深いスリットが特徴的です。インナーの白ショートパンツに白ニーソを合わせ、さらに白のロンググローブと黒のハイヒールを履くことで、視覚的に脚のラインをすっきりと長く見せています。
長髪キャラのため、深緑色のウィッグに長大なおさげ三つ編みを編み込んだスタイルは重厚で精巧でしたが、手すりや周囲の草木に毛先が引っかかりやすく、こまめな手入れが必要でチームの忍耐力が試されました。メイクは透明感を重視し、目尻の下にはオレンジイエローの花鈿を描き、明るい色のカラコンと合わせて視線を柔らかく見せました。淡いピンクの扇子を小道具として持つことで、ポーズにバリエーションを持たせつつ、世界観にも自然に溶け込ませています。
この装いは直線的なシルエットが美しいため、当日はカメラマンと様々なアングルを検討しました。特に木製の手すりに腰掛けたカットではローアングルを採用し、すらりとした脚と白ニーソの視覚効果を綺麗に引き立てつつ、奥行きのある空間を演出しました。バナナの葉と木漏れ日の陰影が織りなす古典的な空気感は格別でした。庭園の中で木々の隙間から光が差し込み、衣服や髪に斑の影が落ちるベストな瞬間を待つ時間は、想像していたよりも少し長くなりました。
家庭教師ヒットマンREBORN!のユニというキャラクターは静かで優しい性格を持っていますが、改良チャイナドレスのカッティングにソックスを合わせることで、キャラクター本来の雰囲気を崩すことなく、日常的でリアルな情緒をプラスし、懐かしのキャラクターの新たな一面を開拓する試みとなりました。この作品は私にとってのオタク入門作であり、気づけば十数年が経ちました。当時ほどの盛り上がりはなく、いわゆるマイナーキャラへの愛は自家発電になりがちだと実感しますが、ウィッグを被りメイクを整えてカメラの前に立つたび、長い年月を越えて培ってきた純粋な愛着が今も鮮やかに蘇ります。
座った際の改良チャイナドレスのスリットの見せ方や手袋のシワ、扇子で顔を半分隠すことで生まれる情緒的なニュアンスなど、様々な角度から衣装のディテールを捉えられたことも今回の中国庭園撮影の印象深いポイントです。このスタイリングのテーマは庭園のロケーションと非常に親和性が高く、大がかりな小道具に頼ることなく、シンプルな衣装と背景の静物だけで思い描いた世界観を表現できました。穏やかさの中にキャラクター本来の清潔感が滲み出るような再現が叶ったと思います。
今回の写真の仕上がりは、自分自身の青春の思い出に対する素敵な恩返しのようでもあります。撮影は終始楽しく順調に進み、長年愛し続けてきたキャラクターを美しく写真に収めてくれたカメラマンとサポートスタッフに心から感謝しています。