今回のイベントで撮影したゼンレスゾーンゼロのカリンのイベント写真がようやくまとまりました!このキャラクターをやると決めてから形にするまで、およそ1ヶ月ほど準備に時間をかけました。ゼンレスゾーンゼロのビジュアルは洗練されたストリート感と重工業的な雰囲気が強く漂っており、ヴィクトリア家政の面々は特にそれが顕著です。カリンの衣装は2Dの立ち絵だけで見ると金属パーツ付きのメイド服のように思えますが、実際に制作して身に纏うと、レザーと布地が合わさったずっしりとした重みとリアルな質感が伝わってきます。
まずは衣装のディテールからご紹介します。トップスの黒い半袖はマットな質感の生地で仕立てられており、ハリがあってシワになりにくく、肩には控えめなパフスリーブを取り入れて頭と肩のバランスを美しく見せてくれます。白いレース襟に黒いリボンを合わせることで、王道メイド服のスピリットをしっかり継承。外側の白いエプロンと裾から覗く黒のインナースカートが豊かなレイヤード感を生み出しています。何より気に入っているのはスカートの裾周りのディテールで、並んだ金属リベットやレザーストラップによって、甘くなりがちなスカートを一気にハードコアなバトル仕様へと昇華させています。
続いてウィッグとメイクについて。ミントグリーンのツインテールはイベント会場でもひときわ目を引くカラーで、毛先には自然なワンカールを施し、頭頂部の白いフリルカチューシャも1対1で忠実に再現しました。今回のメイクはアイシャドウのグラデーションを深めにし、ほんのり紫がかったレッドトーンを取り入れ、高発色のカラコンと合わせることでキリッとした鋭い眼差しを演出しました。カリンはメイドでありながら、戦いとなれば一切容赦しないという設定だからこそ、目元の強さにこだわっています。
そして、全体の主役は何と言ってもこの巨大な丸ノコ武器です。そのスケールは一般的な小道具の域を超えており、手に持っても地面に立てても圧倒的な存在感を放ちます。武器本体は長い柄とベース部で構成され、ノコ刃は黒地をベースにシルバーの刃先が施されています。一番のアクセントはベース部分にある鮮やかなグリーンのメカ構造で、ほのかな蛍光感を帯びています。前方の歯車や各種ベアリングのディテールもパーツを一つひとつ組み合わせて塗装しました。地面に自立できるよう底面に補強を施したため、2枚目や3枚目のポーズ撮影時にも頼もしい支えとなってくれました。
靴とレッグアクセサリーには、筒丈が高めの黒の厚底マーチンブーツをチョイスし、ふくらはぎを長くすっきり見せるシルエットにしました。太ももには黒のレザーストラップを巻き、このベルトとスカートの裾、そして引き締まったブーツが合わさることで、クールでスタイリッシュな印象を決定づけています。厚底仕様なので立ちポーズでも安定感があり、ダイナミックな動きもスムーズに行えました。
撮影当日のコンディションも上々で、カメラマンの「奶酪大怪兽」さんが見せ場を的確に捉えてくれました。1枚目の片足を浮かせて丸ノコを掲げるポーズは何度もトライしてようやくバランスを掴めました。武器を支えているとはいえ、自力で重心を取るのがなかなか難しかったです。3枚目は脚立に寄りかかるリラックスした座りポーズで、足元に丸ノコを置くことで全体のスタイリングの完成度を余すところなくアピールでき、個人的にもとても気に入っている構図です。
タイトルについてですが、「フランケンシュタイン版の初音ミクみたい」と冗談交じりに言われていて面白かったです。確かにグリーンのパーツとミントグリーンの髪色は連想しやすいですよね!ですが今回挑戦したのは正真正銘、ゼンレスゾーンゼロのヴィクトリア家政のメンバーです。こうした重工業的なメカ要素と可愛いメイド服を融合させたデザインこそが、このキャラクターの最大の魅力だと思います。今回のイベント写真を通して、衣装や小道具の細かなこだわりを感じていただけたら嬉しいです。