このアンビーの装備はこれまでのイベントでも何度か着ていましたが、今回実際にアメリカのダウンタウンのストリートに持ち出してアメリカのストリートスナップとして撮影できたのは、やはりとても特別な体験でした。
今回選んだ撮影場所は、現地でも典型的な旧市街のストリートです。インパクト抜群のストリートグラフィティの壁面と、その隣に停められたカスタムバイクを一目見た瞬間、『ゼンレスゾーンゼロ』のゲーム内に登場する「六分街」と奇妙なほど重なり合う視覚的シンパシーを感じました。金属的なエキゾーストパイプ、色褪せて黄ばんだ店舗の看板、そして広がるブルーのストリートアートは、まるでゲームのワンシーンがそのまま現実世界に転送されてきたかのようでした。
ですが、こうしたアメリカンなストリートの雰囲気を楽しむ一方で、皆さんには現実的なアドバイスをお伝えしなければなりません。もしアメリカ旅行に来られる際は、ダウンタウンエリアには十分警戒し、特に現地の事情に詳しい同行者がいない状態で一人で不用意に立ち入ることは絶対に避けてください。今回安心して撮影できたのも、終始周囲の状況に気を配ってくれた仲間がいたことと、日差しの強い昼間の時間帯を厳選したおかげです。それでも撮影の合間には周囲の治安リスクを肌で感じることがありました。何よりも安全第一です。
メカニカル感とサイバーパンク要素が満載の衣装であるため、今回の撮影で一番頭を悩ませたのは小道具の持ち運びでした。背負っている黒と緑のパイプを組み合わせた巨大なバックパック装置は非常にボリューミーで重量もあり、手持ちの武器プロップも加わって、ポージング時の重心のコントロールにかなり苦労しました。特にバイクに腰掛けたカットでは、デニム調の年季の入ったシートと光沢のある黒のフェンダーが、蛍光イエローグリーンのテックウェアジャケットやニーソックス コーデと相まって力強いコントラストを描いてくれました。しかし現実には、振り返るポーズを維持するために厚底靴のグリップ力と足首にかなりの負荷がかかり、撮影後は足の裏が激しく痛みました。
それでもキャラクターの気品を最大限に再現するためなら、完成した写真を目にした瞬間に苦労はすべて報われました。異国の街角でコスプレ撮影をする体験は非常に新鮮で、通りすがりの多くの現地の人々も興味深そうに視線を向けてくれました。ハイテクなeスポーツのタイアップだと思った人もいれば、舞台劇のパフォーマーだと勘違いした人もいました。そんな時、海外コスプレイヤーとして、「これは中国のゲームのキャラクターなんだよ」と誇らしげに伝えました。
撮影当日の天気はとても恵まれていましたが、その反面、アメリカのアウトドアの日差しはあまりにも強烈で硬いという問題に直面しました。顔や衣装にきつすぎる光斑や影が落ちるのを防ぐため、カメラマンと一緒に建物の影の境界線を探し回ったり、順光のアングルを駆使したりと工夫を重ねました。仕上がった写真の光は透明感と質感に満ちていますが、現場では立ち位置の微調整とテイクの重ね直しによる試行錯誤の連続でした。
これまでの写真は国内のスタジオ撮影や同人イベント会場がメインで、見知らぬリアルな街並みにそのまま溶け込むような撮影はほとんど試したことがありませんでした。今回挑戦してみて、サイバーパンクかつ少し荒廃感のあるキャラクターは、コントラストの高い自然光環境と非常に相性が良いと実感しました。異国の見慣れないストリート角であっても、この装備一式を身に纏った瞬間、次元の壁を突き破ってゲームのマップに降り立ったかのような圧倒的な臨場感を味わうことができました。
今回の衣装の素材のディテールや背面のプロップ制作、あるいは海外でのコスプレ撮影について気になる点があれば、ぜひコメント欄でお気軽に質問してください。今回のロケハンや撮影の実践経験をできる限り詳しくシェアしたいと思います。