9月12日、私たちはルーブル風スタジオにて『崩壊:スターレイル』の「織窃」をテーマにした本編撮影を敢行しました。今回、私はアグライアを担当し、パートナーの@巧脆几何 さんがセファリアを、撮影は咸魚さんが務めてくださいました。
アグライアの衣装はシフォンやシルク調の軽やかな生地をふんだんに使用しており、歩行時にスカートの裾やリボンが美しく優雅な軌道を描きます。ただし実際の撮影では光の捉え方が極めてシビアであり、カメラマンさんが布地の繊細な反射光を的確に見極める必要がありました。会場の大理石フロアと暖色系のブラケット照明が衣装のゴールドパーツと見事に溶け合い、カメラ越しに上質な重厚感を創出。2枚目のような美しく翻る裾の動感を捉えるため、パートナーと階段を何度も往復し、振り返る一瞬のタイミングを計算して布地に自然なドレープを宿らせました。同時に足元のストラップと金色のハイヒールでバランスを崩さないよう、体幹の安定にも細心の注意を払いました。
セファリアのスタイリングは、私のアグライアと鮮烈な視覚的コントラストを形成していました。黒のレザーコルセットに青い宝石が埋め込まれた肩甲、さらに猫耳フードともふもふの巨大な尻尾が同居し、クールな攻撃性と愛らしさが絶妙なバランスで共存。尻尾にしっかりとした重量があるため、座りポーズ(3枚目、4枚目)では手で支えて重心をコントロールする必要がありました。階段の手すりが生み出す高低差を活用することで奥行きのある美しい構図を作り出し、手を取り合う仕草や視線の交わし合いもテイクを重ねて最も自然な阿吽の呼吸を導き出しました。
アグライアの首元を彩るゴールドアクセサリーからセファリアのブーツに施された金属パーツのテクスチャに至るまで、撮影直前まで位置の狂いがないか入念にチェック。カメラマンの咸魚さんは2人合わせの構図において的確なアドバイスをくださり、対照的な2着の衣装の個性を際立たせつつ画面全体の調和を見事に保ってくださいました。ハイヒールで階段を昇り降りし、照明の熱気の中で重厚なレザー衣装を身に纏い続ける長時間の撮影は体力勝負でしたが、撮って出しのデータに美しく宿った光と影の質感を目にした瞬間、すべての苦労が報われたと実感。これらの写真を通じて、西風の果てに紡がれた物語の記憶を皆様にお届けできれば幸いです。