今回のユーノの撮影は、自宅に組んだ小さな白ホリスペースで行いました。以前は自宅のスペースが手狭だと感じていたものの、照明機材やバックペーパーを少しずつ整えていくうちに、焦点距離とパースペクティブ(遠近感)をしっかりコントロールすれば、狭い空間でも素晴らしいクオリティを出せることが分かりました。今回コラボしたカメラマンの星期さんとの息もぴったりで、撮影は終始スムーズに進行。衣装のメタリックな質感と布地の美しいドレープ感が際立っており、エキゾチックな衣装の世界観に合わせ、青いクリアボールを小道具に用意したほか、金色のロングチェーンを添えて画面のレイヤー感をさらに深めました。
自宅での白ホリ撮影の最大の利点は、何と言っても圧倒的な自由度の高さです。レンタルスタジオの時間に追われることなく、照明の位置をじっくり微調整できます。今回は主に2灯のライティングを採用。ソフトボックスを装着したメインライトを斜め上方から照射して金属製胸当ての美しいハイライトを残しつつ、サイドからのフィルライトで暗部を起こして黒つぶれを徹底的に防ぎました。鮮やかなブルーのウィッグの彩度が淡いブルーのバックペーパーと見事に調和し、画面全体に統一感のある洗練されたトーンを創り出しています。
キャラクター設定特有のポージングが求められるため、撮影中にはユーノ アクション指導の試みも色々と取り入れました。例えば広角レンズならではのパース効果を活かし、脚や足先をレンズに向かってぐっと突き出すことで、強烈な遠近感によるダイナミックな視覚的インパクトを演出しました。この撮影手法はフォーカスや被写界深度のコントロールに極めて高い精度が求められ、カメラのピント位置を何度も確認しつつ、モデル側も体勢をブレずにキープしなければならず、体力と体幹の強さが試される瞬間でもありました。
今回の写真集には横向きや座りの構図が多く含まれています。座りポーズでは重心の配分に気を配り、背筋をすっと伸ばすことで上半身のボディラインを最も美しく魅せることができます。衣装のウエストベルトや脚に巻かれた包帯も、ポーズを変えるたびに入念に巻き直して整え、画面の中のディテールに一切の狂いが生じないよう徹底しました。自宅での撮影とはいえ、仕上がった作品のクオリティはプロの撮影スタジオに少しも引けを取りません。手作りの白ホリが徐々に完成度を高め、自宅で納得のいく二次元撮影の本編を完成させることができ、本当に確かな手応えと充実感を感じています。