今回の甘露寺蜜璃コスプレを出すにあたって、心の中は実はかなりドキドキしていました。大好きなキャラクターですが、髪色のグラデーションから目の下の泣きぼくろ、そして軽やかさのある衣装のレイヤー感にいたるまで、スタイリングのディテールが非常に多く、できる限り再現しようと事前の準備にはかなりの時間を費やしました。今回は、白い外壁、青灰色の瓦、反り立つ軒を持つ木造の楼閣、解して敷石の小道やきれいに手入れされた芝生がある中国伝統の庭園建築群をあえてロケ地に選びました。この静けさに満ちた環境と、キャラクター自身が持つ明快で鮮やかな色彩が奇妙で美しい衝突を生み出しており、まさに国風二次元ならではの魅力を表現しています。
撮影当日は天気が良く、空には雲が浮かび、光も比較的柔らかでした。撮影中、キャラクターの「甘すぎず、かつ愛らしい」特質をいかに表現するかをずっと模索していました。1枚目と6枚目の引きの構図では、紙傘とひらひらとなびくスカートの裾を使って、建築物の持つ重厚な安定感と呼応させ、人物をただ生真面目に前に立たせるのではなく、シチュエーションの中に溶け込ませるように工夫しました。中間の2枚は窓枠を活かした構図で、幾何学的な透かし彫りの壁面を手前に配置し、視線を顔や手元の動きへと集中させることで、あの生き生きとした神髄をより効果的に伝えています。キャラクターのアイメイクには特徴があり、緑のカラコンにピンクのアイシャドウ、そして頬の横にある2つの泣きぼくろがあるため、アップのカットではメイクの美しさを保つ必要があり、撮影の合間には常にメイク直しと前髪の整理をしていました。まさに精巧なアニメキャラクターの再現を目指したプロセスです。
ウィッグは今回の造型の大きな重点であり、ピンクから黄緑色への移り変わりがナチュラルでなければならず、頭頂部の花飾りや三つ編みの両サイドのリボンが、歩いたり振り向いたりした時に位置がズレたり絡まったりしないように固定する必要がありました。手にしたピンクの団扇と紙傘はすべて専用の小道具で、特に花と流飾があしらわれた団扇は、手に持って顔を半分ほど隠す仕草をすると、非常にお茶目で可愛い雰囲気をプラスしてくれます。しかし率直に言って、このような何重にも重なるシフォン素材の衣装を着て屋外で撮影するのはなかなかの挑戦でした。風が吹くと衣装がとても幻想的に舞い上がるのですが、視界を遮ってしまったり紙傘の骨に絡まってしまったりするため、立ち位置や角度を絶えず微調整する必要がありました。
今回、古風なシチュエーションの中で二次元キャラクターを演じることは、非常に特別な体験となりました。中国伝統의 庭園のラインや色彩はとても素朴で上品ですが、蜜璃のスタイリングは鮮やかなカラーと細部が満載で、この両者を組み合わせることで、かえって画面の質がいっそう豊かになりました。逆光の中でシフォンの生地が美しい光沢を放ち、仕上がった写真は想像以上に素晴らしく、ナチュラルな躍動感をたっぷりと残すことができました。実はコスプレとは単に衣装をまとうだけでなく、キャラクターの気品を自分なりに噛み締め、表現することでもあります。庭園を歩き、窓辺で振り返る――その一瞬一瞬が、自分の心の中にある彼女のイメージにできる限り近づくよう努めました。多少のズレはあるかもしれませんが、今回の撮影プロセスは本当に楽しく、多くの経験を積むことができました。
最後に、草むらにしゃがんで熱心にアングルを探し、レフ板を支え続けてくれた撮影アシスタントや友人のカメラマンに心から感謝します。この写真集の一枚一枚にはそれぞれ異なるニュアンスが込められています。見てくださる皆さんに、あの明るく穏やかな空気感が伝われば幸いです。コスプレ撮影を通じて、この世界観を表現できて嬉しかったです。