デフォルト衣装が青を基調としているため、今回のスタジオ撮影では背景と被写体のトーンを徹底して統一し、不自然なコントラストや色浮きを排除しました。仙気漂う浮世離れしたキャラクター性を表現するため、大味な正面当てを避け、背景と人物に独立した多層ライティングを施すことで、主役を背景から美しく際立たせ、奥行きと立体感を高めました。
光の使い分けも重要なポイントでした。直射光だけでなく環境反射を巧みに活用。足元に反射シートを敷き詰めることで、水面の煌めきのような波紋状の光斑を反射させ、人物と空間全体に柔らかく自然な拡散光を回しました。
色温度は暖色を完全に取り払い、すべて冷涼な白色光で統一。クールホワイトの光が神秘的かつ神聖な気品を際立たせ、青系の全体トーンと見事に調和しています。顔回りだけでなく身体全体へ均一に光を行き渡らせることで、露出の不均衡を防ぎました。
沈陽でイメージに合うロケーションが見つからずスタジオ撮影を選びましたが、反射紙、紗幕、木製屏風、そして青い蝶(butterfly)のプロップを組み合わせ、設定に忠実な幻想空間を具現化。光と影の質感を極限まで追求した、至高の荘周コスプレ記録となりました。