夏休み最後のKey活として、新作『アネモイ』で一番お気に入りの総羽愛乃のコスプレをしました。今回はオフラインのコンサートホール会場ということで、これほど没入感のある音楽会にこの衣装で参加でき、マッチ度も最高潮でした。
今回の座席運は凄まじく、初めての抽選でなんと最前列のど真ん中、視界を遮るものが一切ない完全なセンター席を引き当てました。以前のゆずフェスで後方席だったのと比べると、まさに願ったり叶ったり。オーケストラピットの指揮者から演奏団の奏者たちまで、はっきりと見渡せました。「夏影」の編曲は圧巻の一言で、オーケストラの生演奏は音の重なりが際立ち、その壮大な世界観が音響を通して胸に真っ直ぐ響き渡りました。
唯一の心残りは、今年は大画面でのCG上映がなく、公演時間も少し短縮されていた点です。また、これほど至近距離だったため、演奏中の細かなミスまで聴こえてしまいましたが、その臨場感がかえって公演に深みを与えていました。古参オタクとしての情熱は完全に満たされ、後悔は一切ありません。
今回のスタイリング準備について。キャラクターの性格に寄せるため、定番のセーラー服スタイルを選び、青と白のトップスとスカートに白のルーズソックス、頭には淡い色のふわふわ獣耳を合わせました。金髪ウィッグは立体感のあるゆる巻きにセットし、前髪も強光下で重く見えないよう整えました。メイクは大きめのカラコンを使い、つけまつげと淡いピンクのチークで、おしとやかで可憐な雰囲気を演出しました。
会場自体が舞台とクラシカルな空気感をまとっていたため、撮影では現地の照明を積極的に活用しました。顔寄りのアップではウィッグやメイクの質感をしっかり捉え、視線も優しく柔らかな表情に。半身写真は背後のキャラクタースタンドを取り入れて空間の寂しさをなくし、全身写真は舞台袖寄りの場所を選んで、周囲のグリーンやフローリングに合わせて内股立ちで手を前で組むことで、白ソックスと相まって脚のラインとお行儀の良さを綺麗に見せました。
持参したデフォルメのぬいぐるみもステージに持ち込み、前ボケの小道具として配置したところ、雰囲気のある質感の写真に仕上がりました。派手なポーズはあまり取っていませんが、コンサートホールという格式ある場所だからこそ、客席に向かって佇むだけで、音楽に静かに耳を傾けるキャラクターの情景が浮かんできました。
アップの撮影では焦点距離をいくつか切り替え、構図ごとに異なるニュアンスを引き出しました。夏の終わりということもあり、今回は思い切り楽しむ最後の外出となりました。こうした特定のリアルな会場でのコスプレは、一般的なスタジオ撮影よりもずっと生き生きとして見えます。本物の空間、光、楽器といった要素が、キャラクターに確かな命を吹き込んでくれるからです。
最後のオーケストラ合奏写真を見て、自分もキャラクターと一緒にこの音楽会に参加できたような気がして、この上なく充実した体験となりました。