青い上着と革の防具を身に纏い、この広大な高山草原に立った瞬間、誰もがここを「現実世界のハイラル」と呼ぶ理由が深く理解できました。今回の『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のリンクのコスプレによるロケーション撮影は、ロケ地選びに相当な情熱を注ぎました。見渡す限りの草原、針葉樹林、連なる山並みを併せ持ち、あのどこまでも広がる大自然の旅情を切り取れる場所を見つけるのは決して容易ではなかったからです。
まずは装備の着用感について。リンクの衣装は一見軽やかに見えますが、実際には細部に至るまで緻密に作り込まれています。青い衣は通気性が良い反面、山の上で強風が吹き抜けると肌寒さを感じました。最も苦労したのはブラウンのレザー防具で、アームガード、ベルト、ハーネス、そして背中に背負う旅の荷物を幾重にも装着すると、どうしても身体の可動域が制限されてしまいます。過酷な大地を旅する冒険者のリアリティを再現するため革には相応の厚みと重量があり、これを身につけて山道を歩き続けるだけでもかなりの体力を消費しました。ウィッグのメンテナンスも一苦労で、金髪ショートはカメラの前で美しく輝くものの、屋外の風を受けるとすぐに乱れてしまうため、常に毛並みを整え続ける必要がありました。
1枚目の写真は、草原に立って遥か彼方を眺めた瞬間を切り取ったスナップです。当時の光は驚くほど澄み渡り、青空と白い雲のグラデーションが美しく広がり、山肌には針葉樹の深い森が生い茂っていました。額に手をかざす仕草は眩しい日差しを遮るための自然な動きでしたが、同時に未知の広大なマップを探索しているような物語性を宿してくれました。カメラマンは背後から捉え、人物を画面中央に配置しつつ広角レンズで空と草原をダイナミックに画角に収めることで、雄大な自然の前に佇む一人の旅人の存在感を際立たせてくれました。
その後、森の手前で木製のブランコを見つけました。2本の高くそびえるトウヒの木の間に吊るされたその光景は、まるでおとぎ話のワンシーンのようでした。腰掛けると、ロープと座板が微かにきしむ音を立てました。ちょうど夕暮れ時を迎え、西日の柔らかな光が斜め後方から差し込み、木々の輪郭と私の肩先を温かな黄金色に染め上げていきました。重いリュックを背負ったままブランコを漕ぐのはバランスを保つのが大変でしたが、収められた後ろ姿は極めて自然体な美しさを放っていました。
起伏ある緑の丘に細い土道が曲がりくねって伸び、遠くには点在する白いパオと草を食む馬たちの姿がありました。雲の影が山肌をゆっくりと滑り、光と影のまだらが刻一刻と表情を変えていきます。この果てしなく静かで、それでいて力強い生命感に満ちた大自然は、ゲーム内で広大なハイラルの大地を駆け巡っていたあの感覚と完全にシンクロしていました。構図を無理に作り込む必要すらなく、シャッターを切るだけでどの瞬間も壁紙のように完成された絵になりました。
コスプレイヤーとして、キャラクターとこれほど完璧に息の合った自然の中に身を置けることは、至福の喜びに他なりません。大袈裟なアクションも大掛かりな大道具も必要なく、ただ一つの後ろ姿が大自然の中に溶け込むだけで、そこには十分すぎるほどの物語が紡がれるのです。
リンクの衣装を身にまとい高山草原を歩いていると、まるで本当に『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の世界へ足を踏み入れたかのようでした。今回のコスプレロケーション撮影は最もハイラルを彷彿とさせる地を選び、光と影、そして大自然の景観が見事に調和しました。