アホ毛王(✕)大食い王(フォーマット順✔️)となった今回の写真集は、今回のコスプレ制作における最大のコメディ効果と呼べるでしょう。装備を整えて鏡の前で自撮りをしようとした瞬間、あの象徴的な跳ねた毛束、いわゆる「アホ毛」がウィッグに触れた弾みにそのまま引きちぎれてしまいました。ポーズを決めようとした矢先のトラブル感は本当に苦笑するしかなく、エネルギー補給こそが最優先ということで「大食い王」の称号を自ら受け入れることにしました。
今回のメイクとスタイリングについて話しましょう。今回は『崩壊:スターレイル』とFateのコラボによるアルトリア、つまりセイバー×崩壊:スターレイルコラボ設定での装いです。衣装の配色はクラシカルなロイヤルブルーに金のパイピング、ハイネックに大きな青いリボンタイ、胸元には象徴的な金の紋章飾りが施され、着用すると非常に凛々しい雰囲気になります。左肩のシルバーの金属的な肩当てが重厚感を加え、可動域は少し制限されるものの、騎士王の颯爽とした佇まいを再現するため、こうした物理的な重量感もコスプレの一部です。
ウィッグはライトゴールドを選び、前髪と揉み上げをフェイスラインに合わせてカット。発色の良いグリーンのカラコンを合わせることで、目元の印象を直接的に引き立てました。屋外や室内のトップライトの下では、グリーンのカラコンが金髪や青い衣装と鮮明な色彩コントラストを生み出し、これもキャラクター設定の大きな特徴となっています。メイクはクリーンでシャープに仕上げ、目元を強調して立体感を出しつつ、キャラクター本来の識別度を損なわないよう過度な色彩は控えました。
撮影プロセスは非常にカジュアルで、出コス時のありのままの日常を記録したいと考えていました。スマホでの鏡越し自撮りは角度探しの技術が必要で、顔を隠さないようにしつつ衣装のディテールを写し出す必要があります。1枚目の写真は快適なピント距離を探している最中で、リボンタイとウィッグを同時に収めるためにスマホを少し高く持ち上げました。2枚目のミルクティーを飲んでいる写真は、騎士王のクールなフィルターを壊してはいるものの、かえって写真に生活感をもたらしてくれました。
コスプレ撮影において、私たちは完成された華やかなレタッチ写真ばかりに目を奪われがちですが、撮影前や撮影中のリアルな瞬間を見落としてしまうことがあります。ドリンクを飲む写真は極限の光影や表情を追い求めたものではありませんが、そのリラックス感が胸に刺さります。胸元の紋章、リボンタイ、袖口の白いフリルが画面内で美しく映えています。腕の白いレース袖もディテール満載で、動的な1枚と合わせて「大食い王」というネタをキャラクターテーマに見事に融合させました。
アホ毛が折れたことで過程にユーモアが加わり、肩の力が抜けました。慌ただしい現代のSNS環境において、コスプレ日常の形で好きなキャラクターを表現しつつ自分のユーモアを保持することは素晴らしいストレス解消法です。今回のアルトリアのコラボスタイリングは衣装の裁断もアクセサリーの質感も高水準でした。今後は次元の壁を越えるような自然光の下で、衣装の色合いとレイヤー感をより完璧に表現した写真をたくさん撮りたいです。