春の桜のシーズンに合わせて、Fate/Grand Orderのアルトリア コスプレを撮影してきました。今回の写真において天候は本当に重要で、ここ数日ずっと雨が続いていたところ、ちょうど晴れ渡った午後のタイミングでロケ撮影を行うことができ、衣装や髪に差し込む光がとても透き通って綺麗でした。
今回使用した機材はソニーA7C2に135GMの望遠レンズを組み合わせたものです。二次元撮影において、望遠レンズは前後の奥行き感を活かすことで、平面的になりがちな写真に立体的な空間表現をもたらしてくれます。撮影時はあえて奥行きのある桜並木の小道を選び、望遠レンズの美しいボケ味で背景の桜や雑多な木々をすっきりと圧縮・整理したことで、被写体の立体感が一気に際立ちました。
ポージングと構図の構成については、2つのパターンを試しました。1枚目は剣を携えて振り返るポーズで、剣にある程度の長さがあり望遠での撮影距離も長かったため、剣のラインが視線誘導の役割を果たしてくれました。2枚目は正面の立ち姿で、脚全体の美しいラインとセーラー服のシルエットをより綺麗に見せることができました。2枚目の方がより中央に配置され、構図としてもすっきりと整っています。
セーラー服に剣という要素を組み合わせた衣装と小道具のコーディネートはとても魅力的でした。春の風景の中で、白ストッキングと黒い靴に当たる陽光の反射が美しく、初春の寒色系の空気感に柔らかな温もりを添えてくれました。撮影中も135GMの画角の良さを実感し、望遠がもたらす空間圧縮効果は本当に圧巻でした。友人からは「今度機会があればViltrox(ビルトロックス)の135 LABも試してみるといいよ」と勧められたので、次回はまた違ったニュアンスが撮れるかもしれません。
貴重な晴天に恵まれたおかげで、撮影全体はとてもスムーズに進みました。レタッチでは全体の明暗コントラストと色温度の調整をメインに行い、元写真が持つ透明感あふれる光と影の質感を大切に残しつつ、コスプレならではの二次元撮影の空気感を両立させました。自然光でのロケ撮影には、開花時期の見極めや人混みを避ける工夫など、注意すべきディテールがたくさんあります。今回の撮影レポートはひとまず以上です。