【アルトリア・ペンドラゴン コスプレ】我が王セイバー、10kgの重厚な鎧を纏い砂利坂を越える——風の中で円卓の騎士となった一日 - 1 枚目
【アルトリア・ペンドラゴン コスプレ】我が王セイバー、10kgの重厚な鎧を纏い砂利坂を越える——風の中で円卓の騎士となった一日 - 2 枚目
【アルトリア・ペンドラゴン コスプレ】我が王セイバー、10kgの重厚な鎧を纏い砂利坂を越える——風の中で円卓の騎士となった一日 - 3 枚目

重さ10kgもの金属製の鎧を身にまとい、湖畔の岩場を登り降りしていると、周囲からは「あんなに重い衣装を着ているのにすごく格好いい」と感嘆の声が上がるばかりでした。しかし、この重厚な鎧が身体に与える凄まじい圧迫感のリアルさは、着ている本人にしかわかりません。ロケ地は幹線道路から遠く離れた湖のほとりで、周囲には険しい砂利や急斜面が広がり、大半の行程を鎧の重量を背負ったまま自力で歩く必要がありました。一歩一歩が鉛のように重く、金属の甲冑パーツが岩の隙間に挟まらないよう慎重に足場を探りながら進みました。吹きつける強風にマントが激しくはためく中、吹き荒れる風に抗って背筋を伸ばした凛々しい軍人としての姿勢を保ち、納得のいくアングルを求めて冷風の中に10分以上立ち尽くすこともありました。

『Fate/Grand Order』(FGO)のアルトリア・ペンドラゴン(アルトリア・ペンドラゴン コスプレ / 我が王セイバー)の設定を徹底的に再現するため、今回の装備は金属製の胸当て、アームガード、レッグアーマー、重厚な青のオーバースカート、インナーの白ワンピース、背中のマント、そして手元に構えるずっしりと重い聖剣で構成されています。一式全体の重量は、実際に身につけてみるまで想像を絶するものでした。硬質な金属のエッジが首や腕に食い込み、胸当ての角度を直すたびに細かな装飾模様の跡が肌に刻まれるほどでした。また王冠も美しく輝く反面、ウィッグへの固定は非常にシビアで、少し油断するとすぐに滑り落ちてしまうため、完璧な角度を写真に収めるために何度も根気強くセットし直しました。

フルアーマー(鎧)を身につけたまま風の中で正面を向き、剣を掲げるポーズを取るのは特に至難の業でした。鮮やかなブルーのマントが宙に大きく広がる時、強烈な空気抵抗が肩と首を背後へ激しく引っ張ります。カメラに苦悶の表情を悟られないよう、シャッターが切られる瞬間の数秒間は全身の筋肉を引き締め、呼吸を整えて「いかにも軽やかで平然としているかのように」見せる必要がありました。背筋を真っ直ぐに張り、剣の柄に重心を預ける立ち姿は、全身の体重を使って体を支える過酷なものでした。足場が険しいため、硬い甲冑を着た状態で岩場の上でバランスを保つのは難しく、少し気を抜けば滑落しかねない緊張感の中、背中を伝う汗が冷たい甲冑に吸い取られていくのを肌で感じていました。

今回のアウトドア撮影を通じて、アルトリア・ペンドラゴンという存在への理解が格段に深まりました。敵を防ぐため常に重厚な鎧を纏い続けた騎士の威厳の裏には、常人には耐え難い過酷な負担が存在することを実感しました。撮影の合間の休憩時、私は岩の上に崩れ落ちるように座り込み、声も出せないほど息を切らしながら、周囲に広がる美しい湖と青空を見つめ、そして自分の身を包む金属光沢の鎧を見下ろしました。二次元キャラクターが背負う重厚な使命と責任感が、生々しく自分の肉体に具現化された瞬間でした。

撮影チームのスタッフも全力を尽くしてくれました。風がマントを美しく煽る瞬間を捉えるため何度もテイクを重ね、重いカメラを抱えて岩だらけの急斜面を駆け回り、私以上に体力を消耗してくれていました。この経験は単なるコスプレのアウトドア撮影(ロケ撮影)にとどまらず、自身の体力と意志力の限界に挑む試練のようでした。最後のシャッターが切られ、重い鎧を脱ぎ捨てた瞬間の解放感は何物にも代えがたいものでした。甲冑を外した今、心からの安堵感とともに膝や肩への心地よい疲労感が押し寄せていますが、これこそが最もリアルで誇らしいコスプレ体験だと実感しています。