【浮波柚葉 コスプレ】赤い三つ編みと車のドアが織りなす空間のコントラスト - 1 枚目

アシスタントカメラマン(副撮影)とメインカメラマン(主撮影)がカメラアングル(机位)を巡って言い争いを始めた時、当事者である私は実は少し苦笑いしてしまいました。あの時、私たちは赤い車を選び、ドアを開けた時の空間を利用して「日常の中にあるちょっとした奇妙さ」といった空気感を演出したかったのです。副撮影は、私を車内から半分乗り出させてドアフレームを前景として活かすべきだと主張し、一方で主撮影は被写界深度を圧縮してメイクやウィッグの細部を強調したいと考えました。二人は意見を譲らず、最終的に副撮影が3分間身振り手振りで熱弁した結果、主撮影がアングルの選択権をあっさりと譲る形になりました。

しかし、仕上がった写真を見ると、この構図がもたらす視覚的な広がり(延展性)は本当に素晴らしいと言わざるを得ません。赤い車体が衣装のピンクのファーに反射して色調が見事に統一され、セーラー服のリボンやブーツのソリッドなラインと相まって、全体の雰囲気が『ゼンレスゾーンゼロ』のキャラクター特有の「動と静の融合」という設定にとてもマッチしています。撮影中、ドアフレームに足をかけるポーズが不自然に見えないかずっと不安でしたが、主撮影が後に捉えてくれたこのカットを見ると、むしろ非常に心地よい重心を見つけ出すことができていました。

実はコスプレをするたびに実感するのは、最も面白いのは最終的にレタッチされた完成品ではなく、撮影現場で行われる構図や光影に関する熱い議論のプロセスそのものだということです。たとえ意見のぶつかり合いであっても、それは今回の作品に真剣に向き合っている証拠だからです。写真からは、赤い髪と車の塗装が見事に呼応している様子や、三つ編みの細やかな質感(紋理感)が見て取れますが、これらはすべて事前の準備段階で衣装やウィッグの仕上げについてメイクさん(妆娘)と長時間をかけて擦り合わせた成果です。メイキングや没カットの中にも面白いアングルはたくさんありましたが、この一枚は主撮影と副撮影がお互いに一歩ずつ譲り合って生まれた、双方が最も納得のいく二次元撮影の傑作になりました。