今回はインダストリアル風の音響スタジオでヴェリナを撮影することを選びましたが、まさに私が求めていたレトロでエレクトロニックな空気感を表現できました。背景にある古いブラウン管テレビや積み上げられた大きな黒いスピーカー、层及黄黒のストライプ柄のフライトケースは、『ゼンレスゾーンゼロ』の新エリドゥのアンダーグラウンドな世界観に文字通り最高の組み合わせです。
撮影時はカメラマンさんに立ちポーズ和座りポーズの両方の状態をスナップしてもらいました。立ちポーズのカットは衣装の裾のなびきや手元にある扇子のディテールを綺麗に見せてくれ、座りポーズはステージの合間の休憩のような雰囲気をより醸し出してくれます。この衣装の青と白の配色に、大きな白いリボン、そしてレースの白ニーソの組み合わせは、ダークトーンの環境の中でライティングに照らされると、質感が非常に鮮明に際立ちます。ウィッグと尖ったエルフ耳もかなり細かくスタイリングし、撮影前には前髪や毛先の流れを何度も調整しました。カメラマンさんのライティングは外当凝っており、顔に均一に光が当たることで肌に透明感をもたせつつ、サイド逆光で髪の輪郭光を浮き上がらせることで、銀白色の髪が画面の中で抜群の存在感を放っています。小道具の扇子を手に持つことでポージングにダイナミックな張力が加わり、単調で硬い印象になりません。
全体の撮影テンポも非常に心地よく、二人で息を合わせていくつかの異なるアングルを試しました。最終的に選んだこれらのカットは基本的に大幅なレタッチを必要とせず、後期編集では主に色調を整え、背景を暗く落とすことで被写体である人物の主体性を際立たせました。ヴェリナの設定自体が非常に自己主張が強く、少しツンデレなキャラクターなので、表情にも自信に満ちた眉の上げ方や、わずかに口角を上げる工夫を凝らし、彼女特有の余裕のある雰囲気をゲームキャラクター再現として表現しようと努めました。このスタジオの美術セットとライティングは、こうしたステージ感やサイバーテクノロジー感のあるキャラクターの撮影に本当にうってつけです。また機会があれば、二次元コスプレとして別のスタイルの撮影にもぜひ挑戦してみたいです。