今回のイベント写真がようやくまとまりました!撮影したのは『ファイナルファンタジーVII』のアリスです。当日の朝は会場移動が本当に限界ギリギリでしたが、最終的な仕上がりはとても良くできて安心しました。今日はこの写真を撮影した際の具体的な感想やちょっとしたこだわりについてシェアします。
今回のコスプレで一番満足しているのは、実は衣装のシルエットと小道具の組み合わせです。このダークレッドのショート丈ジャケットは質感が良く、胸元のジッパーやエポレットといったディテールがオフホワイトのロングドレスと相まって、見た目に立体感がありつつ着ぶくれして見えません。ジャケットに付いているレザーベルトやチャームも設定通りに再現されています。ウィッグはリネンブラウンの大きなウェーブカールを選びました。毛量が多いため、頭頂部はまとめ髪でサポートし、同系統のリボンカチューシャと合わせることで、アリスのクラシックなヘアスタイルをしっかり再現できました。
イベント当日の会場内は光線が非常に複雑で、さまざまな反射も混ざっていたため、比較的柔らかい光の下で表情のアップを撮影するのは本当に大変でした。下の写真はカメラマンの友人の協力のもと、適切なあングルを見つけてキャッチしてもらったものです。写真で私が持っている編み込みの花かごは、事前にDIYで改造したもので、中に黄色の百合と赤い蕾の装飾を挿しています。百合の花は予想以上に重みがありましたが、生け方をしっかり固定したおかげで、現場で歩き回ってもグラつくことはありませんでした。かごの持ち手はラタン編みになっており、オフホワイトのスカートの裾と合わせると、ナチュラルで爽やかな雰囲気を醸し出してくれます。
撮影中に面白かったのは、カメラとのインタラクションです。お花を差し出す写真では、心地よいパース感を出すためにカメラマンがローアングルから仰角撮影を行いました。周りにたくさんの人がいたため、雑多な背景や通行人の映り込みを避けるべく何度も立ち位置を調整し、最終的にサイドに邪魔なものが少ないアングルを確保しました。このローアングルは実は姿勢や佇まいへの要求が高く、肩の力を抜きつつスカートの裾が自然に垂れ下がるように保つ必要があります。お花を差し出す時は、視線をカメラに直視させつつも、ポーズが硬くなりすぎないように意識しないと、わざとらしいポーズに見えて不自然になってしまいます。
もう一枚、地面に座っているショットは、会場の隅にある比較静かな空きスペースで撮影しました。正座や膝立ちのような座りポーズはスカートの広がり具合が試されるもので、綺麗に重なっていないと乱雑に見えてしまいます。オフホワイトのロングドレスのレース端をスムーズに広げるため、座る向きを調整し、スカートのシワをできるだけ後ろへ逃がすように整えました。お花で顔を半分のぞかせるポーズは、お茶目な可愛らしさを演出したかったからで、活発な少女感はゲーム内のキャラクターが持つ雰囲気ともよくマッチしています。
今回の撮影ではいくつか大変な点もありました。イベント会場は人が多く、歩く際に長いスカートの裾を踏まれやすいことです。裾には裏地やレースが付いているため非常に汚れやすく、一日のイベントが終わる頃には裾の端が少し黒ずんでしまい、夜家に帰ってからお手入れに時間を取られました。また、会場内の暖房がしっかり効いていたため、この赤いジャケットを着ているとかなり暑く、数ショット撮るたびに額にうっすら汗が滲み出ましたが、良い写真を残すために我慢しました。
この作品の今後の展開として、さらにいくつかのディテールをブラッシュアップしていく予定です。例えばジャケットの金属パーツをより質感の良いものに付け替えたり、花かごの中のお花をより豊かにしたり。以前からアリスというキャラクターには人を癒す力があると感じていたので、今回の撮影でもその優しく自然な佇まいをできる限り再現できるよう努めました。イベント写真としてこのような素晴らしい瞬間を残せたことは、キャラクターへの誠意であると同時に、私自身がそのキャラクターに溶け込む素敵な体験になりました。