中山ASアニメ展の会場は冷房が効きすぎていて、『アズールレーン』白鳳の衣装に着替えた途端、肩やウエストの隙間から冷風が吹き込み、まさに凍えるような寒さの中でのスタートとなりました。
着替えとウィッグのセットは時間との戦いでした。白のロングヘアは絡まりやすく、頭頂部の白黒ストライプのリボンはブレないようUピンで念入りに固定。衣装は上品な光沢を放つシルク調の生地で、美しい落ち感がある反面シワになりやすいため、撮影直前まで手で丁寧に撫でて整えました。襟元や袖口の黒い青海波模様、帯から揺れるタッセルや銀のチャームが歩くたびに絡まないよう細心の注意を払いました。手にした白黒の扇子で顔を半分隠す仕草は、静かな神秘性を演出するのに最適でした。白ストッキングとハイヒールを合わせた立ち姿は足の甲に負担がかかりましたが、脚のラインをすらりと美しく魅せるため、足を軽くクロスさせる姿勢を意識し、全身ショットで流麗なプロポーションを引き出しました。特に広がる大きな水袖はお気に入りで、ポージングに合わせて美しく翻る瞬間をカメラマンさんが見事に捉えてくれました。
会場のトップライトとレフ板の光が調和し、白い衣装に澄んだ透明感を与えてくれました。カラコンの発色やアイラインの跳ね上げ角度、淡いピンクのリップカラーなど、キャラクターの佇まいに寄せるメイクにもこだわりを注ぎ込みました。混雑した背景も開放F値のボケ味で処理することで被写体をくっきりと際立たせています。冷え込む会場内で衣装の乱れや帯の緩みに気を配り、合間に上着を羽織りながら耐えた甲斐があり、白ストッキングの脚線美と舞う水袖が鮮やかに映える、記念すべき中山ASアニメ展の撮影となりました。