今週の初めに悦来で撮影したフローヴァですが、今頃は彼岸花もすっかり散ってしまっているかもしれません。退院したばかりで体力が全く追いつかず、あの公園の坂があまりにも急勾配だったため、途中で何度も休憩を挟みながらなんとか撮影を終えました。現在は先行カットが2枚レタッチ完了したところで、残りは少しずつ進めています。撮影当日のコンディションは正直かなり悪く、少し歩くだけで息が上がってしまいましたが、どうしても彼岸花の見頃を逃したくありませんでした。このキャラクターの衣装デザインは非常に個性的で、赤と黒のレイヤーが多く、ミントグリーンの髪と手にした彼岸花、そして一面の赤い花に囲まれる中、ダークトーンのスモークと前景のボケ感が合わさって素晴らしい写真に仕上がりました。特に3枚目の立ち姿のカットは、濃霧を背景に、ボケた赤い花を前景に配したことで、キャラクターの存在感をしっかりと引き立て、物語性と神秘性に満ちた雰囲気を醸し出しています。2枚目のしゃがみポーズは顔や手の仕草のディテール表現に重きを置き、視線の捉え方もより強い威圧感を放っています。当時はベストなカメラ位置を探すため、泥の中で長時間しゃがんでいたので膝が痺れてしまうほどでした。今回のヘアメイクにもかなりこだわり、キャラクター特有の冷涼感と宿命的な空気に合わせるため、赤のアイシャドウとダークリップを強調し、髪色も何度も調整しました。カメラマンさんのライティングは非常にプロフェッショナルで、環境光を抑えてキャラクターに一筋の光だけを当て、スモークマシンと合わせて少し憂鬱な雰囲気を演出してくれました。これらすべてがキャラクター本来の設定を見事に再現しています。身体が万全ではなく撮影は大変でしたが、仕上がった先行カットの清潔感と上質な質感を見て、苦労した甲斐があったと感じています。残りの本編写真にも調整すべきディテールがまだたくさんあるので、1枚1枚の質感を極限まで高めていきたいです。