夜桜の中で撮影した今回の『東方Project』博麗霊夢コスプレ写真は、春雪異変が無事に解決した瞬間の空気感を表現することを目指しました。当日のロケ現場は非常に暗かったため、舞い散る桜の花びらの質感を鮮明に残すべく、カメラマンさんが大口径レンズの開放F値と強力なフロントサイドの補助光を駆使して、暗い背景から被写体を美しく際立たせてくれました。設定の再現度を高めるため、紅白衣装の生地選びやフリルレースの選定には時間をかけ、大きなリボンの髪飾りも風で傾かないようしっかりと固定しました。
メイクでは赤いカラコンを装着し、目尻のほんのりとした赤みを表現する専用のアイメイクを施しました。2枚目のお札を口にくわえたアップの写真はポージング難易度が高く、フェイスラインが隠れないよう表情筋を細かくコントロールしつつ、お札の角度を美しく保つ必要がありました。使用した2枚のお札は紙の厚みまでテストして自作したこだわりのプロップです。4枚目で掲げた金色の宝塔構造が付いたリボン付きの杖はずっしりと重く、リボンを宙になびかせながら手元をブレさせずにキープするのは腕力を要しました。撮影中最も気を配ったのは風のコントロールで、桜が舞い散る美しさの一方で前髪が崩れやすく、こまめにウィッグを整えながら進めました。夜桜と紅白の巫女服によるコントラストが素晴らしいレイヤード感を生み出し、息の合ったチームワークで撮影を乗り切りました。完成した写真編集では、まるで本物の春雪が舞い降りたかのような幻想的な桜の夜景が広がり、強い光を受けた花びらの反射も忠実に再現され、理想のビジュアルを達成できました。表情作りや衣装・小道具の管理において多くの経験値を得られた、充実感あふれる二次元撮影となりました。