シャッターを切り続ける感覚は本当に楽しくて、今回のCPSP上海での2日間は、空き時間のほとんどをココナの撮影に費やしました。今日特に嬉しかったことが2つあります。1つは油鍋先生に「2月の杭州イベントにいた春原ココナだ!」と覚えてもらえていたこと、もう1つは無事に咩宝とツーショットや触れ合いができたことです。
今年のCPSP上海も熱気と盛り上がりに満ち溢れていました。今回、春原ココナというキャラクターをしっかり再現するため、イベント前からウィッグの毛並みの手入れや衣装の細部調整、アクセサリーの位置決めなど入念な準備を行いました。単に衣装を着るだけでなく、キャラクター本来の魅力を心から感じてほしいと思ったからです。
今回着用したのは、スカート部分に大きな白い幾何学的円弧模様があしらわれた黒とグレーのバイカラーワンピースで、これはキャラクターを象徴する重要な衣装要素です。上半身はウエストを絞ったグレーの半袖デザインで、首元には金色の縁取りが施された黒のチョーカーと鮮やかな黄色いスカーフを合わせ、黄・黒・白・グレーのコントラストがとても目を引くコスプレコーディネートに仕上がっています。髪は透明感のあるシルバーホワイトで、頭の片側には黄色い花の髪飾りともふもふの獣耳をセット。会場の照明の下でウィッグの髪筋が綺麗に艶めき、スタイリングの大きな要となりました。また、袖はフリルを重ねたレイヤード構造で、手首と手の甲だけが覗く仕様になっています。
設定上ストッキングを履かないキャラクターのため、1枚目の写真では両手を頬の横に添えるポーズをとり、お茶目で生き生きとした可愛らしさを表現しました。このポーズはカメラの前で腕の筋肉のコントロールが難しく、上げすぎるとぎこちなく見え、低すぎると元気が足りなく見えるため、何度も練習して自然な抜け感を掴みました。2枚目の写真はブース付近でマイクを持って交流している瞬間のスナップです。マイクで襟元のリボンが隠れないよう、重心を微調整して少し体を斜めに構えることでベストな角度を作りました。
会場内の光は複雑で、背景には他の撮影機材や展示物がたくさん写り込みます。そうした環境でもクリアな写真を撮るため、カメラマンさんたちは大型ソフトボックスやグリッドを使って背景の反射を抑え、スカートの白い模様と黒いベース生地のコントラストをレンズ越しに美しく際立たせてくれました。アップの撮影では頬や鼻筋のハイライトを意識し、顔立ちの立体感を引き立てました。
3枚目は会場内の休憩エリアで撮影した写真です。窓ガラス越しに差し込む自然光のおかげで、ウィッグの質感がとても柔らかく写りました。手に持っているオレンジ×イエローの小さなぬいぐるみは今回のために用意したアイテムで、青白のセーラー襟ワンピースを着ており、全体のスタイリングとも相性抜群です。こうした柔らかいぬいぐるみを抱いていると、自然とリラックスした表情が引き出されます。
イベントの合間には、カメラマンさんのカメラの液晶で撮影データを見せてもらいました。4枚目のモニターに写るカットは臨場感たっぷりで、小さな画面越しでも自分とぬいぐるみがファインダーに収まっている様子を見る瞬間は、二次元と現実が交差するような不思議で特別な体験でした。
イベント終了後は高速鉄道で帰路につきました。座席で今日手に入れたグッズを眺めていたのですが、特に5枚目の金縁サイン入りイラストカード(オレンジピンクのロングヘアのキャラが丸メガネをかけ、ゆったりしたベージュの上着を着てアイスキャンディーをくわえているイラスト)が印象的でした。ファン仲間や絵師の先生方からこうしたサインや手描きカードをいただくと、丁寧な準備の一つひとつが原作との次元を超えた対話のように感じられます。
キャラクターの準備をしていると、その衣装を着て立っている自分の夢を見ることさえあります。コスプレは二次元キャラクターの三次元的な表現ですが、私が何よりも伝えたいのはキャラクターへの純粋な愛です。今回春原ココナを担当したことで、細部へのこだわりこそが成否を分けるのだと改めて実感しました。スカートのプリーツを整え、ウィッグのハネを直すだけでも多くの時間を費やしましたが、皆さんの満足そうな笑顔を見た瞬間、すべての苦労が報われました。
私にとってアニメイベントは、大好きな趣味を思いきり表現できる最高の舞台です。今回のイベントでも、ライティングの下でポーズを決めたり人混みを歩いたりする中で、キャラクターの名前を呼んでもらえ、覚えてもらえたことは本当に奇妙で素敵な体験でした。帰りの新幹線では少し疲れもありましたが、カメラに残されたリアルなアニメイベント記録を見返していると、心が充実感で満たされました。写真を整理し、2日間の出来事を振り返りながら、一人のキャラクターとして皆さんのレンズの中に存在できたこと自体が、かけがえのない意味を持つと感じています。