今回のホヨワンダフルハウスの夏限定スタジオセットは、企画的段階からとてもワクワクしていて、『ブルーアーカイブ』黒見セリカの夏の水着スタイルでの撮影を即決しました。全体を彩るブルーとホワイトの配色が夏の清々しさにぴったりで、セットの設営にはたくさんの本物の小道具が使われています。例えば、この青白ストライプのサンシェードや木製のビーチチェア、あるいは浮き輪や発泡スチロール製のフェイクヤシの木など、スタジオの一角がまるで本物の海辺のリゾート地のような空間に仕上がっています。
床面には光を強く反射する特殊なフィルム和ビニールプールが敷き詰められており、現場のライティングと相まって、きらきらと輝く美しい水面の効果を見事に模倣しています。視覚的に画面の奥行きを高めるだけでなく、この二次元コスプレ写真全体のトーンをより透明感のある鮮やかなものにしてくれました。
黒見セリカというキャラクターの真髄は、あの王道的なツンデレとギャップ萌えにあります。そのため、表情を作る際はあえて甘い笑顔を封印し、少し距離感を置いたキリッとした微表情を意識しました。水着ならではのリラックスしたカジュアルな雰囲気と合わさることで、彼女がふとした瞬間に見せる等身大のリアルな姿を綺麗に捉えることができたと思います。
2枚目の写真は、個人的に構図が最も気に入っているカットです。プールの中に腰掛け、手前には西瓜や冷たいドリンクの小道具、あるいは救命浮き輪が並んでおり、後から少し調色を加えるだけで、お気に入りのレタッチ素材として完璧な仕上がりになります。
撮影プロセス全体が本当に楽しかったです。巨大な浮き輪を抱えたり、プールの縁に足をかけたりと、小道具と頻繁にやり取りを行う必要があり、同時に身体の動きにもほどよいダイナミックさが求められました。静止画のスタジオ撮影ではありますが、「夏の暑さに少し呆れつつも、心の底ではしっかりと満喫している」という彼女の生き生きとした感情を表現するため、キャラクターの心理を真剣にトレースしました。
今回の撮影は、セットや小道具の配置にこだわりが求められただけでなく、自分自身のパフォーマンスを維持する上でも素晴らしい挑戦となりました。二次元のキャラクターを現実のスタジオへ落とし込んでいく一連のスタジオ撮影のメイキングのプロセスを、心から満喫することができました。