森のエルフの夏コスプレ記録 - 1 枚目
森のエルフの夏コスプレ記録 - 2 枚目
森のエルフの夏コスプレ記録 - 3 枚目

この作品を撮影したきっかけは、夏に少し特別な色彩を残したいという思いからでした。森の娘という設定を表現するため、事前準備の重点はすべてメイクとスタイリングに注ぎました。ウィッグは黄緑のグラデーションが入ったタイプを選び、肌の白さを引き立ててくれる反面、屋外の強光下では広がりやすいため、撮影の合間にこまめな手入れが必要でした。メイクの要はアイメイクと顔の特殊効果です。緑のカラコンで眼差しにフォーカスを合わせ、少し大げさなデザインのつけまつげを付けることでエルフならではの人外感を強調しました。顔の苔の質感は専用の植物用接着剤と細かく刻んだ葉を一枚ずつ貼り付けたもので、首や腕にも施し、本物のような自然な生え方を再現するのに丸2時間かかりました。衣装にはゆったりとしたシワ加工の綿麻ロングドレスを選び、森の景色に自然と溶け込ませました。通気性が良く、ゆったりとしたシルエットながら風を孕むと非常に絵になります。

撮影場所には青々と生い茂る林を選びました。当日の陽光は完璧で、木漏れ日が顔に美しい陰影を落としてくれました。1枚目の逆光感を捉えるため、カメラマンは何度も立ち位置を調整し、木々の隙間からこぼれる光を利用して髪の輪郭を際立たせました。強い光のもとで顔が黒つぶれしないよう、レフ板も必須のアイテムでした。2枚目は丸い手鏡を手にして鏡越しの光景を写し、神秘的な雰囲気をプラス。3枚目には半透明の光る羽を加え、レタッチで光のエフェクトを強調しています。森を行き来するエルフの透明感を醸し出すため、3枚の写真の所作はすべてアンニュイで自然な動きを意識しました。1枚目の座りポーズはスカートの落ち感と脚のラインを見せつつ、頬杖をつく仕草で上半身とフェイスメイクへ視線を誘導しています。2枚目は鏡を使った構図で光と影を交差させて奥行きを作り、3枚目では木の幹に寄りかかり、逆光で艶めく背中の羽と遠くを見つめる眼差しで物語性を高めました。

森の中は虫が多く、虫除けスプレーを吹き続けながらも手足にいくつも虫刺されができてしまいました。地面も平らではないため、座ったり幹に寄りかかったりする際は、枝で裾を引っ掛けないよう細心の注意を払いました。高温で特殊メイクが崩れやすいため、30分おきにお直しを行い、時には葉を貼り直す作業も発生しました。レタッチは幻想的で透き通るようなトーンを重視し、緑と光の質感を底上げしています。体力勝負の撮影でしたが、写真に宿る瑞々しい生命力を目にしたとき、苦労はすべて報われたと感じました。特定のキャラクター設定はなく、森本来の息吹を純粋に表現したかった作品です。衣装の仕立てからメイクの調和まで、自然本来のありのままの姿を可能な限り再現しました。グリーンメイクやエルフの世界観がお好きな方にも、大ぶりのカラコンと植物モチーフを掛け合わせ、自然光の豊かな屋外で質感あふれる森林系ポートレートを試してみてほしいです。大変な撮影ではありましたが、この夏に緑あふれるコスプレ作品を残せたことは、かけがえのない体験となりました。