今回、洛天依の12周年没入型体験展に足を運びましたが、会場の展示内容は想像以上に充実していました。訪れたタイミングがちょうど良かったのか館内はとても空いており、待機列や撮影スポットの混雑に悩まされることもなく、純粋に展示の世界観に没頭することができました。ゆったりと展示を巡った後は、数日後に控えたライブにも参戦する予定で、今回の上海遠征は最高のスケジュールになりました。
振り返ってみれば、中学時代に『三月雨』という一曲に出会って完全に沼に落ちてから、もう何年もの月日が流れました。当時は本当に熱い情熱に満ちていて、数え切れないほどの二次創作イラストやMVの挿絵を描いたものです。現在のVsingerの盛り上がりは全盛期と比べると少し落ち着いたように感じられるかもしれませんが、今日この展示会で、とりわけ2013年の大ヒット楽曲が並ぶ展示ウォールの前に立ち、懐かしいジャケットや企画を目にした瞬間、胸の奥から熱い感動がこみ上げてきました。あのメロディやイラストは私の青春の大切な一部であり、それらが丁寧に展示されている光景を目の当たりにして深く心を揺さぶられました。
子どもの頃は地方都市に住んでいたため、新しいカルチャーやオフラインイベントに触れる機会がほとんどありませんでした。当時、手探りで挑戦した洛天依のコスプレは、今思えば衣装やヘアメイクも未熟で撮影環境もなく、ちょっとした黒歴史のようにも感じられます。画面の前で現地のライブに参加している人たちをただ指をくわえて羨ましがるしかありませんでした。大人になって上海で働くようになり、自分の力で現地へ赴いて天依に会える機会を掴んだ今、こうして自分の目で確かめられたことは、まさに幼い頃の大きな夢を叶えた瞬間でした。
今回のコスプレについてですが、展示会の雰囲気に調和するよう、淡いグレーブルーのワンピースを選びました。襟元や袖口の白いレースフリルと胸元のリボンで、可憐で幻想的な雰囲気を忠実に再現。ウィッグのカットとスタイリングにもこだわり、頭頂部の象徴的なリング状の毛束はハードスプレーで入念に形を固定して納得のいくフォルムに仕上げました。グリーンのカラコンとナチュラル寄りのメイクを合わせることで、会場のブルーとピンクが交錯する照明の下でも抜群のカメラ映えを発揮してくれました。1枚目の写真はエントランスの巨大な白猫マスコットとのツーショットで、黄色と緑のオッドアイにピンクの小さなお鼻がとても愛らしく、並んで立つと清楚な佇まいが引き立ちました。その後の写真でもピンク基調のエリアや巨大なキャラスケール展示を巡り、サイバーパンクとファンタジーが美しく融合した会場で密度の高い撮影スポットを満喫。大型モニュメントの造形も細部まで見事でした。
今回の展示会は過去の思い出を辿るだけでなく、納得のいく素敵な写真もたくさん残すことができました。これからもこうしたオフラインイベントが増え、バーチャルシンガーを愛する仲間たちが集まれる機会が続いていくことを心から願っています。