【フェルン コスプレ】『葬送のフリーレン』 - 1 枚目
【フェルン コスプレ】『葬送のフリーレン』 - 2 枚目

本日のロケーション撮影では、ギャップの効いた面白いカットを何枚か収めることができました。本来は『葬送のフリーレン』のフェルンを真面目に表現するつもりだったのですが、杖の小道具を手にして構えを試行錯誤していた際、先端をまっすぐ突き出すと大型のスナイパーライフルと全く同じホールド感になることに気づいてしまいました。その結果生まれたのが、1枚目にある両手で長い杖を構えてレンズに照準を合わせるカットです。「これ、魔法よりよっぽど役に立つ」というキャプションを添えましたが、モニターで確認した瞬間に自分自身でも思わず吹き出してしまいました。

この衣装は実際に着用してみると、見た目以上にずっしりとした重みがありました。黒のロングローブは非常に美しいシルエットを保てる反面、森の中を歩き回ると裾が雑草や小枝に引っかかりやすく、撮影の合間も林の小さな虫に常に気を配る必要がありました。インナーの白いワンピースは軽やかに見えますが、フェルン特有の冷静沈着で隙のない佇まいを再現するため、常に背筋を張り、今にも魔法を放つ直前のような適度な緊張感を保ち続けました。紫のウィッグはぱっつん前髪に整えて目元を深めに覆い、被ると自然と威厳のあるオーラを纏えましたが、ロングヘアの毛先は屋外だと絡まりやすく、移動のたびに丁寧にブラッシングする必要がありました。

今回の撮影における最大の要は小道具でした。杖に巻かれた紫の布カバーの内側には硬質な芯と詰め物が仕込まれており、両手で水平に構え続けるには強靭な腕の筋力が求められます。杖自体が非常に長いため重心を取るのも難しく、写真にあるような微動だにしない安定感を表現する裏で、実は腕がかすかに震えており、カメラ位置を調整するわずかな隙間に腕を振ってほぐさざるを得ませんでした。

同行してくれた友人たちも大盛り上がりでした。私が杖をライフルに見立てて構えた瞬間、みんなから歓声と野次が飛び交いました。2枚目のメイキング写真では赤髪の仲間がサムズアップを決めてくれ、青髪の友人は小道具を受け取って構えてみたものの、あまりの重さに落としかけて「見た目よりずっと重い!」と叫んでいました。銀白髪の友人に至っては自ら駆け寄ってアングルを熱心に吟味し、私以上に撮影に没頭していました。みんなで集まって真面目な魔法のポーズから徐々に脱線し、様々なガンアクションの構えを議論する流れへと発展していきました。撮影中は森の木漏れ日を追い、足元の枯れ枝を避けながら、理想的なローアングルを狙うためにカメラマンが泥の上にそのまましゃがみ込んでくれました。

コスプレをしていて一番楽しい瞬間は、単に完成写真を手にする時だけでなく、こうして撮影現場で仲間たちと一緒にキャラクターの多面的な魅力を見つけ出していくプロセスそのものだと感じています。今回の杖をスナイパーライフルに見立てる試みは原作設定からは外れるものの、「より簡単な方法で解決できるならそれに越したことはない」というフェルンの合理的な性格の一面を浮き彫りにしてくれた気がします。衣装や小道具の扱いには多くの苦労が伴いますが、納得のいくビジュアルを生み出すためなら、こうした体力仕事も苦になりません。本編のコスプレ写真を公開する際は正統派の魔法詠唱ポーズに戻る予定ですが、今回のユニークなカットは撮影に素晴らしい彩りを添えてくれました。芝生の上で気兼ねなく新しい表現に挑み、仲間とアイデアを交わし合う体験こそ、ロケコスの何よりの醍醐味です。