餅餅(Bingbing)とコラボして撮影した『原神』のフィッシュル コスプレとベネット コスプレは、事前準備にかなりのエネルギーを注ぎ込みました。主にフィッシュルの衣装構造が非常に複雑で、レース層のフィット感やスカートの広がり感、ヘッドドレスの位置などを何度も微調整しました。ベネットのダメージトップスやゴーグルも、丁寧なエイジング・ダメージ加工を施す必要がありました。ロケーションに屋上外景を選んだのは日差しが明るく、青空とガラスカーテンウォールのビル群を背景にすることで、冒険者らしい開放的なスケール感を演出できると考えたからです。
撮影当日は風が強く、小道具を構えるアングルに少し苦労しました。1枚目は鳥の小道具を掲げて前傾姿勢をとるカットで、体幹のバランスと表情の生き生きとしたニュアンスをコントロールする必要がありました。2枚目は2人で体を斜めに向けて見つめ合う構図で、カメラマンのYakiさんが視線の交錯を的確に捉えてくれました。3枚目は正面からの全身寄りのカットで、カメラに向かってピースサインを作り、脚の黒い網タイツと紫のスカートの裾が見事なコントラストを描いています。ベネット(餅餅)もカメラの前で自分らしい個性的なポージングを披露し、ダークブラウンとゴールドの衣装が硬質な光の下で豊かな立体感を放ちました。
今回の作品を振り返ると、衣装やヘアメイクの完成度だけでなく、それ以上に2人の息の合ったコンビネーションが試されたと感じます。フィッシュルは少し中二病的な気品を持つキャラクターであり、ベネットは熱血な少年であるため、私の所作では優雅な身のこなしを意識し、餅餅が躍動感あるポーズでそれを引き立ててくれました。カメラマンのYakiさんは開放F値で背後のビル群を美しくボカし、被写体の存在感を際立たせてくれました。レタッチ面では、肉肉(Rourou)さんが『原神』の世界観に沿って色調を微調整し、背景の空の青みを深め、衣装の紫とゴールドをより引き立つ発色に仕上げてくれました。大がかりなスタジオセットに頼らず、キャラクターのスタイリングと2人の相互作用だけで世界観を成立させた作品です。チームメンバーの尽力に感謝しつつ、今回の撮影を通してキャラクター表現の奥深さを改めて実感しました。写真が整理でき次第、日常の制作記録としてメイキングも順次公開していく予定です。