合同即売会の出展衣装をイメージした自作コーディネートを身に纏い、2度目の聖地巡礼へ行ってきました。夜景のカットは夕食後の帰り道に新宿の街頭でサッと撮影したものです。今回のスタイリングはワインレッドの長袖ブラウスを主役に据え、襟元に深紅のリボンを結び、肩と袖口に繊細なフリルをあしらいました。ボトムスには赤茶とベージュが織りなすチェック柄の足首丈Aラインロングスカートをセレクト。足元には黒の太ヒールメリージェーンを合わせ、黒のシリンダーバッグ(筒形ハンドバッグ)をコーディネートしました。ウィッグには淡いブルーのロングウェーブを選び、ぱっつん前髪とサイドの控えめな編み込みでセット。メイク面では目元の存在感を強調し、クラシカルな赤リップと揺れるロングドロップピアスを合わせることで、洗練されたレトロコーデの日常感を追求しました。
日中のイベントを終えた後は、生活感あふれるリアルなストリートスナップを夜の街で切り取りたいと考えていました。横断歩道やネオンサインの光がこの衣装と見事にマッチし、大げさなポーズを取らずとも、歩みを進める姿や自然な振り返りの瞬間だけで素晴らしい情感が立ち現れました。夜の街灯を浴びた青い髪が放つ光の反射は想像以上に美しく、カメラのモニターを確認した瞬間、撮影の疲労も一気に吹き飛びました。一日中メリージェーンで歩き回ったため足裏にはかなりの疲労感がありましたが、大好きなキャラクターのスタイリングを貫くためなら心地よい達成感に思えます。
今回最も強烈だったハプニングは、新大久保で食事を終えて新宿駅へ戻る途中、歌舞伎町を通りかかったまさにその時、お店から出てきた学校の先生と正面からすれ違ったことです。当時の私はこの衣装にフルメイク、バッグを抱えて赤信号を待っている真っ最中でした。心臓が一瞬止まりそうになり、挨拶すべきか激しく葛藤。しかし青髪ウィッグと濃密なメイクのギャップ、そして夜の入り組んだ照明のおかげか、先生は私だとまったく気づかずにそのまま通り過ぎていきました。後から振り返ると、二次元日常と三次元の現実が不意に衝突したあの瞬間は、スリリングでありながら最高におかしく、今回の聖地巡礼ならではの忘れられない奇妙な思い出となりました。
今回の着こなしは日常の延長線上にある自然体を意識し、巡礼の旅における気ままさと程よい特別感を両立させることを目指しました。ブラウスのフリルやリボンは決して華美になりすぎず、チェック柄のロングスカートが落ち着いたヴィンテージ感を添えてくれます。昼のイベントから夜の新宿まで、街を行き交う人々を横目に心惹かれる景色を切り取ったこの一日路は、私にとってかけがえのない小さな大冒険のようでした。