Bilibili Worldの会場は想像以上の混雑ぶりで、周囲が無配グッズの交換を楽しむ中、私は忙しい合間を縫った「お仕事」のような感覚で駆け回っていました。今回担当したのは『原神』の甘雨。人混みの中で角が傾かないよう固定し、元絵の質感を忠実に再現するため、ウィッグと角の造形には最も多くの時間を費やしました。
撮影ではハイスツールを取り入れ、黒タイツ コーデの繊細な光沢と太ももの金色の装飾ラインが綺麗に映える構図を意識。涼しげに腰掛けているように見えますが、美しいレッグラインを保つために体幹を強く引き締め続けています。手にした錦鯉のプロップも良いアクセントになりましたが、移動中に人にぶつかって破損しないよう細心の注意を払いました。仕上がったイベント写真を見返すと、ストロボ光に照らされたタイツのフィット感や、ゴールドパーツと赤い組み紐の鮮やかなコントラストが際立っています。カメラのモニターでプレビューを確認した瞬間、すべての苦労が報われたと感じました。ヒールとタイツで歩き回る漫展は体力勝負でしたが、衣装の細部からメイクまで甘雨特有の儚げで凛とした透明感を追求できた、達成感あふれる二次元コスプレ撮影となりました。