今回の撮影で、ついに虹猫と藍兎のクラシックなスタイリングを形にすることができました。この原画のビジュアル設定を見て以来、このような中国風の趣とファンタジーの色彩を兼ね備えた衣装にずっと挑戦してみたいと思っていました。
まずは衣装の準備作業についてお話しします。虹猫の衣装は白とオレンジを基調とし、金色の刺繍や地模様が施されています。レンズの前ですっきりとしたシルエットを表現するため、インナーとアウターを合わせると何重ものレイヤーになります。撮影当日は気温が低くありませんでしたが、仕上がりの写真を見ると本当に頑張ってよかったと感じます。藍兎のスカートは青・白・シアンのグラデーションになっており、裾にはハイ・スリットのデザインが取り入れられています。撮影時に歩く、しゃがむ、剣を振るなどの動作が必要であることを考慮し、このカッティングは動きやすさだけでなく、脚のラインを美しく見せることもできます。二人の頭にある猫耳・ウサギ耳のぬいぐるみパーツは特注品で、どの角度から撮影しても不自然に見えないよう、位置を何度も微調整しました。
光る剣は今回の小道具の中の目玉です。虹猫の赤い剣と藍兎の青い剣は、光を均一にし、バッテリーを長持ちさせるために、刀身の中にLEDテープを仕込み、配線を隠す工夫をしました。この剣は長く持っていると少し重みを感じますが、暗い環境で振り回すと、江湖の侠客の鋭い雰囲気が一気に最高潮に達します。ウィッグに関しては、虹猫のオレンジ色のショートヘアはふんわりとしたレイヤー感を出す必要があり、藍兎の青いロングヘアは滑らかでボリューム感が出るように整えました。特注の獣耳と合わせることで、全体のスタイリングの完成度が非常に高くなりました。
メイクでは、目元の描写を特に強調しました。虹猫のアイメイクはオレンジ系に寄り、明るさと強い意志を表現し、藍兎のアイメイクには青いアクセントを加え、優しさと生き生きとした一面を際立たせました。「お互いが支え合う存在である」というテーマに合わせ、2人のインタラクションの撮影では過度に派手なポーズは避け、古代建築の階段に立ち、視線のやり取りだけでその阿吽の呼吸を伝える形を選びました。
背景は黄色い壁、灰色の瓦、石彫りの手すりがある屋外を選びました。木々の葉を通り抜けた太陽の光が階段に差し込み、まだらの光と影を作り出していました。1枚目の写真では至近距離で見つめ合うポーズに挑戦し、2人が持つ絆を美しく捉える構図にしました。2枚目は並んで立つ構図で、全体のスタイリングと小道具をしっかりと見せています。撮影時の最大の難所は、2人が同時に剣を振りつつ、光る剣の角度を一定に保つことで、光のハレーションによる白飛びを防ぐために立ち位置を何度も調整する必要がありました。幸いにもパートナーとの呼吸がぴったりで、プロセス全体は疲れたものの、非常に楽しいものでした。このような2人組のテーマによる創作は、衣装や小道具の再現度だけでなく、レンズの前での2人のケミストリーも試されます。この写真セットが、皆さんにかつての江湖の英雄たちが持つ豪快さとロマンを感じさせてくれれば幸いです。