今回は『崩壊:スターレイル』キャストリス コスプレの夜景本番写真をお届けします。ロケ地には三林ソフトウェアパーク近郊に広がる花畑を選定。淡い紫の小花が一面に咲き誇るこの場所を見つけ出すため、事前のロケハンにかなりの時間を費やしました。夜間の現地撮影はまさに想像を絶する大きな挑戦でした。
夜の野外撮影では生い茂る草むらに虫が非常に多く、防虫スプレーの徹底が欠かせませんでした。周囲が暗いためピント合わせに時間がかかり、歩留まり(有効カット数)も日中ほど高くはないため、構図の調整や意思疎通にはより一層の忍耐が必要でした。事前の情報にあった足元の深坑、暗闇、そして強風の過酷さを、身をもって余すところなく体験することになりました。夜間撮影における最大の難関は何より光源の確保であり、自然光が一切ないため完全にライティング頼みとなります。巨大なトップライトを掲げて夜の花畑全体を照らし出し、被写体と背景に美しい立体感を与えて真っ暗に沈まないよう支えてくれたアシスタントの仲間に心から感謝しています。
今回の衣装は白と紫を基調としたドレスで、布地の落ち感が素晴らしく、スカートの裾には段差のついたフリルと無数の白いリボンがあしらわれています。スタイリング全体の調和を考え、足元には白いストッキングをコーディネート。胸元には黒いチョーカーが添えられ、中央には鮮やかな蝶のチャームが輝き、頭部にも花や角のモチーフを取り入れた繊細なヘッドドレスを装着しました。プロップとして用意した鎌の小道具は驚くほど巨大で重量もあり、全体が紫・白・ピンクの優美なグラデーションで彩られ、刃先には白い葉脈のレリーフが施され、中央には球体のオーブが埋め込まれています。風に吹かれて舞い上がるスカートの裾に合わせながらこの大鎌をしっかりと構え続けるのは、体幹の強さを極限まで試される作業でした。
ポージングの設計においては、静謐でありながらどこか浮世離れした距離感を表現したかったため、目元を極力リラックスさせ、カメラに対して過度な作り込みの表情を作らないよう意識しました。花束を抱えたカットでは、日常感のある柔らかなギャップ萌えを狙い、青・白・オレンジの花々が背景の紫の小花と鮮やかな色彩のコントラストを描いてくれました。鎌の小道具を振りかざす所作は何度もリハーサルを重ね、刃先の向きや腕のしなりに細心の注意を払わなければ、周囲の花草や自分自身を傷つけてしまいそうになるほどでした。強風も難易度を跳ね上げ、スカートやウィッグが絶えず乱れるため、小まめに撮影を止めて整え、息を整えてから再びキャラクターへと没入しました。
総じて、環境の過酷さや不便さを乗り越え、全身全霊で没入できた素晴らしい創作体験となりました。最終的な写真における光と影、そして息を呑む色彩の調和は、まさに思い描いていた通りのクオリティに達したと確信しています。