今回の耀嘉音(ヤオ・ジアイエン)の写真セットは、広州の棠下(タンシア)の街頭で撮影されました。出かける前は実はそこまで綿密な計画はなく、カメラマンのNightDivaさんが「あそこの通りと赤い電話ボックスの景色がすごく雰囲気が良いよ」と言ってくれたので、とりあえず運試しに行ってみようという話になりました。現地に到着してみると、確かにその通り自体は少し短めでしたが、活用できる構図(フレーミング)とストリートの雰囲気はすでに十分すぎるほど揃っていました。
今回の全体的な二次元風スタイルは、黒のストレートロングウィッグに白のカチューシャ(ヘアバンド)の組み合わせ。きれいに切り揃えたパッツン前髪に赤みがかった瞳のカラーが、白黒のコントラストが効いた衣装によく映えます。白いトップスにはフリルとレースアップ(編み込み)のデザインが施され、襟元に並んだ金属製のリングが全体のテックウェア風(機能美)な洗練さをプラスしています。ボトムスは光沢感のある黒素材の多層ミニスカートに、白いレースの縁取り、そしてウエストのリボンと星の装飾があしらわれ、全体的にとてもスマートな印象に仕上がりました。太ももの片側にあしらわれたパールのチェーンレッグチャームは、個人的に大お気に入りのディテールで、黒のエナメルハイヒールと合わせることで、レンズの中で脚のラインをすらりと長く見せる効果があります。手に持った金属製のリングの道具は、持ちやすかったものの、ポーズのバランスを保ちながらスナップ撮影に合わせる必要があり、体幹の安定性が少し試されました。
棠下エリアのバス停や赤い電話ボックスは、本当にこの衣装にぴったりでした。グレーホワイトの少し寒色寄りの街並みを背景に、信号機や赤い電話ボックスのアクセントが加わることで、白黒の衣装がよりいっそう引き締まってクリーンに見えます。カメラマンのNightDivaさんは構図においてローアングル(見上げる角度)から狙うのが非常に上手で、この視点のおかげで、私が無理にキメポーズを作らなくても、脚の長さやスタイルの良さが自然と引き出されました。ストリート全体の敷地が限られていたため、撮影プロセスはまさに「隙間を縫うよう」に進められました。横断歩道の上、バス停の標識の前、さらに階段の手すりの踊り場など、至る所で素晴らしいカメラポジションを見つけることができました。あの時、道路の真ん中で片足立ちをしたり振り返ったりした瞬間は、実はかなり集中して重心をキープする必要がありましたが、幸いにも靴が足にぴったりフィットしていたため、バランスをうまく利用して自然にこれらの動作をこなすことができました。
今回の赤い瞳と少しクールなアイメイクの組み合わせにより、全体の雰囲気にどこか神秘的な距離感(疎遠さ)が生まれました。屋外のストリートを歩く時は、無理に壮大な背景を追い求める必要はなく、光と街並みが自然に融合するだけで十分に素晴らしいものになります。撮影時間はそこまで特別長くはなかったものの、カメラマンさんとの阿吽の呼吸はバッチリで、全体の撮影テンポもちょうど良かったです。特に、赤い電話ボックスから少し体をひねって半身を乗り出しているカットは、キャラクターが現実と二次元の狭間を彷徨っているかのような、あの絶妙な空気を完璧に捉えていました。また、バス停で振り返るカットでは、大口径レンズによって背景が柔らかくボケて、都会の光と影がすべて静まり返ったかのようになり、キャラクターの持つクールな特質が非常に心地よく溶け込んでいました。
このように息の合うカメラマンさんと出会い、コスプレ撮影のコラボ作品を作れたのは本当に貴重なことです。見慣れた街のストリートで、レンズを通してキャラクターそのものを記録していくプロセスは、余計なプレッシャーや緊張感もなく、とてもリラックスして撮影できました。棠下の通り自体は確かに少し短かったですが、活用できるシチュエーションや光と影は一滴も無駄にされませんでした。撮影のテンポもスムーズで、非常に愉快な創作となったコラボレーション体験でした。