「最後の審判の日」というテーマをバラ園で撮影することになり、カメラマンの万生先生と相談して、赤と白のコントラストを際立たせるために青みがかった寒色系のトーンを採用することにしました。今回のカレンコスプレのスタイリングは、白髪に赤いベレー帽と赤のドレスを合わせ、過度な露出を抑えつつ衣装のカッティングでボディラインの美しさを引き出す形をとりました。撮影当日はちょうどバレンタインデーで、バラの花の状態も最高でした。写真の中でキャラクター本来の雰囲気を保ちつつ魅力を最大限にアピールするため、ポージングの設計にはかなりの工夫を凝らしました。
1枚目のアップは視線の強さで距離感を縮め、2枚目は体を斜めに向けながら深紅のバラをレンズへ差し出す仕草をとることで、体のラインを綺麗に見せつつ、少し冷淡で凛とした表情と相まって絶妙なギャップ感を演出しました。万生先生は浅い被写界深度(ボケ味)を活かした表現に長けており、前ボケとして入れた枝葉が画面に豊かな立体感を与えてくれました。また、今回の衣装にはストッキングがないため脚を強調する構図ではなく、胸元やウエストの美しいラインを意識して撮影を行いました。
撮影中にはいくつかの難所もあり、例えば白髪のウィッグが広がりすぎて視界を遮らないよう整えることや、赤いバラの花壇の中で立ち位置を的確に決め、衣装の赤と花の色を美しく調和させることなどに気を配りました。レタッチでは寒色系のシャドウと赤色の彩度を何度も微調整し、少し悲劇性を帯びた『Fate/Grand Order』の審判の日の世界観を表現することを目指しました。撮影自体は少し体力を消耗しましたが、構想していた通りの写真とイメージを具現化でき、情熱を注いだ作品としてSNSで皆さんにシェアできることを嬉しく思います。最後に、素晴らしい撮影をしてくださった万生先生に心から感謝申し上げます。