今回撮影したのは『アークナイツ』のケオベです。撮影場所の鉄骨とガラスドームの構造が非常にユニークで、自然光がストライプ状に切り取られ、ブラウンとホワイトを基調としたジャケットやレースアップロングブーツに降り注ぎ、質感のコントラストがとても面白い効果を生み出しています。
今回はケオベらしい自由奔放でどこか愛らしい雰囲気をターゲットにするため、スナップ撮影やシンプルな片脚立ちのダイナミックな動きに挑戦しました。長柄の武器は手に持つとずっしりと重いですが、武器を構えたり、逆手で肩に担いだりするポーズを決めると、すぐにキャラクターの空気感が引き立ちます。ソニーA7M5とYONGNUO 50mm F1.8S DFレンズの組み合わせにより、大口径ならではの美しいボケ味で複雑な鉄骨構造をほどよくぼかし、透明感をキープしながら衣装のレイヤー細部を際立たせることができました。
単焦点レンズの画角は、このような細長い廊橋での構図作りに非常に適しており、パースの歪みをそれほど気にする必要がなく、ただピント合わせと光影の探求に集中することができます。獣耳や尻尾を持つキャラクターを撮影する際は、特に逆光による毛並みの処理に注意を払う必要があり、輪郭全体がもふもふと輝いて見えるため、とても癒やされます。
槍の先端が背景の光ボケ(光斑)を絶妙に遮る位置に調整しつつ、全体の重心バランスを保つ必要があったため、この一連のアクションは何度もテストしました。幸いにも完成した写真の光と影のグラデーションは非常に柔らかく、ケオベの持つ「格好良さと天然(呆萌)」が織りなす世界観に見事にマッチした、こだわりのインダストリアル写真になりました。撮影後は少し疲れましたが、ファインダーの中に武器を振るう自分の姿を見た瞬間、この一日の深い没入感にはそれだけの価値があったと心から実感できました。