今回のホタルACGエキスポでのスタイリング準備では、小道具の保護にかなりの時間を费やしました。まずはこのラフィーの象徴的な巨大お面です。人混み溢れる会場内でぶつかったり傷ついたりするのを防ぐため、大きめの透明ビニール袋に入れて大切に手で提げて移動しました。
この衣装自体は軽量化デザインとなっており、袖口のピンクのベルスリーブには薄手で通気性の良い生地が使われ、黒のレーストリムがアクセントになっています。やや蒸し暑い屋内の会場内を歩き回ってもそれほど負担を感じませんでした。襟元の黒いリボン与長い白髪ウィッグのコントラストがとても心地よく、長蛇の列に並んでも快適な着心地を維持できました。
通りかかる同好の多くがまず注目したのは、手にしたこの巨大な透明袋でした。中には足を止めて「このお面は手作りですか?」と尋ねてくれる人もいました。実は小道具自体はそれほど重くなく、物理的に重量級の大型甲冑装備に比べれば、この衣装は移動のしやすさと柔軟性の面で遥かに楽でした。手首に下げた同モデルの小さなぬいぐるみキーホルダーも非常にユニークで、大きな目と笑顔がそのままお面の表情デザインと連動しており、同じキャラクター要素で大小2つの形態を作ることで視覚的な認知度を高めるアプローチは、イベントでのコミュニケーション能力でも距離を縮めやすかったです。
入場後のスケジュールに関しては、特別急いで人気サークルの列に並ぶようなことはせず、メイン展示エリアをのんびりと散策しました。同じ『アズールレーン』キャラのロールプレイ(コスプレ)をしているCoserさんに出会うと、ついつい相手の衣装の縫製や仕上がりをじっくり見てしまい、たまにお互いの衣装の仕立て屋や造形師の技術について情報交換をすることもありました。館内の天井照明は冷白色系のハイベイライトで、ウィッグに当てると自然な光沢が生まれ、レタッチなしの撮って出しイベント写真にも非常に適した照明環境でした。
イベント会場は人の行き来が激しいため、マスクの着脱や空気の入れ替えの合間に、時々自分で髪型を整える必要がありました。白いウィッグは人混みの摩擦で乱れやすいため、途中で少し空いている隅を探し、スマホのインカメラを見ながら前髪や毛先を簡単に整えました。頭に被っていた帽子(画面には映っていませんが)はかなりしっかり固定されており、ほとんど傾くこともありませんでした。
今回の全体的な仕上がりにはとても満足しています。袖口の黒いパイピングやリボンの素材感など、細部まで表現したかったキャラクターの雰囲気に完璧にマッチしていたからです。あのお面を袋に入れたまま持ち歩いた意外なメリットとして、ビニール袋の光の反射が半透明のフィルター効果を生み出し、どこか神秘的で愛らしいギャップを加えることができました。喧騒とした会場の中で、このような衣装を身に纏い、自分の役に完全に没入しながら歩みを進めることこそが、ロールプレイ(コスプレ)をプレイする上で最も魅力的な体験なのです。