【豊川祥子 コスプレ】寒色と黒タイツが織りなすダークゴシックな刻 - 1 枚目
【豊川祥子 コスプレ】寒色と黒タイツが織りなすダークゴシックな刻 - 2 枚目
【豊川祥子 コスプレ】寒色と黒タイツが織りなすダークゴシックな刻 - 3 枚目

今回の写真の寒色系のトーンは事前にこだわってリクエストしたもので、反射する背景の壁が照明の下で細やかな光を散らし、アークナイツシリーズのスタイリング設定と豊川祥子のダークゴシックな世界観が見事に調和し、全体の統一感を引き立ててくれました。衣装のスカートはレイヤーが非常に多く、内側に何層ものパニエが仕込まれているため、ドレス全体がずっしりと重くなっています。どんな動きをしても綺麗な傘型のシルエットを保てるよう、カメラマンと動作の大きさを入念に微調整しました。頭の角を固定するのも一苦労で、特に長いUピンでしっかり固定しないと、下を向いたり振り向いたりした際に角が傾きやすく、髪の乱れにも気を配る必要があったため、当日は数時間前に現場入りし、ヘアメイクと装備の着用だけでもかなりの時間を費やしました。

足元のブーツもレースアップ仕様で脱ぎ履きに手間がかかりましたが、光沢のある床に立つとスラリとした長い脚のシルエットが綺麗に映り込みました。最初にこの衣装を着て鏡の前に立った時は、スカートが重くて着崩れが心配でしたが、カメラマンと相談し、中に見せパンを穿いた上で黒タイツ コーデに仕上げることで、より伸びやかにポージングできるようにしました。またパニエの広がりが大きいため、3枚の写真を撮る間もチュールが崩れないよう、大げさな動作は控えました。

3枚の中で最も満足しているのは座りポーズのカットで、被写体が端に寄らない中央構図と、わずかなローアングルによって黒タイツの美脚プロポーションを完璧に見せられることから表紙に選びました。透明な椅子に座る際、スカートが脚のラインを隠してしまわないよう片側を少し持ち上げました。冷たい光を浴びた黒タイツはほのかな質感を放ち、透明な椅子に落ちる光と影と相まって、視線が自然と脚元に集中します。この効果を出すために足の置き場やつま先の向きを何度も調整し、視線には鋭い気迫とアンニュイな気だるさを同居させました。

剣を持ったカットはかなり体力を消耗しました。剣のメタリックな質感は抜群でしたが、想像以上に重量があり、手首の力で柄を支え続けると次第に手が痛くなりました。鋭い眼差しを捉えるため、少し顎を引いてカメラマンのシャッター音に合わせて視線のアングルを細かく合わせました。メイクは冷艶さを際立たせることを意識し、肌色に馴染むパウダーで仕上げ、自まつ毛に馴染むつけまつげを選んで銀白の髪とのコントラストを引き立てました。

衣装が乱れないうちに手早く撮るため、座りと立ちのポーズの切り替えはスピーディーに行いました。カメラマンからは「背筋を伸ばして肩を落として」と何度も指示が飛びました。冷たい白光と青紫の光の交錯はまさに神がかり的で、黒タイツ コーデの質感とシルバーウィッグの艶やかさを美しく際立たせてくれました。今回の豊川祥子の魅力の表現は、身体の抑制された所作にあったと感じています。重厚な衣装を身にまとうと自然と動作がゆっくりになりますが、その落ち着いた身のこなしこそが、キャラクターの持つ神秘的で孤高な雰囲気にマッチしていました。こうした複雑で繊細なキャラクターのコスプレ撮影は毎回体力勝負ですが、苦労の末に得られた完成写真を見れば、すべての努力が報われたと思えます。今回はこの本番写真のシェアとともに、撮影のディテールを記録しました。