綾波レイというキャラクターの根底には常に静かな冷たさがありますが、今回はあえて屋外のロケーションを選び、吹き抜ける生命力を切り取りました。青空を背景に収めるため木製の梁が渡る高台に上がり、第3新東京市立第壱中学校の制服である白シャツにブルーのジャンパースカート、赤いリボンを結び、黒のストッキング丈ハイソックスと茶色いローファーを着用。淡い水色のショートウィッグに赤いカラコンを装着した瞬間、彼女の静謐な魂が宿ったかのような感覚に包まれました。
小道具には繊細な白レースの布を採用。「水が水の中に消えるように」と称される彼女の儚く不確かな存在感を表現するため、日差しと青空に向かってレースを翼のように掲げ、あおり構図で捉えました。両腕で布をピンと張って美しい翼のテンションを保ちつつ、表情は一切の動揺を見せず淡々とした静寂をキープしています。
どこまでも澄み渡る青空と緑という純粋な自然光景の中でこそ、一切の俗世に染まらない彼女の冷徹な美しさが鮮烈なコントラストを描きます。逆光を活かしたローアングル撮影で人物を青空の中に潔く際立たせ、重厚な『新世紀エヴァンゲリオン』の世界観に流れる澄んだ軽やかさを形にした、至高の二次元コスプレ・綾波レイコスプレ記録となりました。