今回撮影したのは『原神』のリネットのスズラン舞曲の衣装で、ロケ地には初夏の木立ちを選びました。木漏れ日が葉の隙間からこぼれ落ち、斑駁な光と影がちょうどスカートの裾に落ちる様子が、この衣装の持つ軽やかさにぴったりマッチしています。白いウィッグに猫耳とスズランの花束を合わせ、全体のトーンはオフホワイトとライトブルーを基調に仕上げました。背景に広がる大いなる緑とのコントラストが視覚的にとても心地よく映えます。
撮影中はあえてシャボン玉マシーンを使用しました。宙に浮かぶシャボン玉が逆光を受けて虹色にきらめき、気泡が身体を包み込む瞬間をスナップすることで、画面に幻想的なニュアンスと心地よい「呼吸感」をプラスすることができました。ただ、当日の林の中は蚊や虫が本当に多く、光の質感をそのまま残すために大きなレフ板は広げず、すべて自然光と現場でのアングル調整だけで乗り切った林間ロケとなりました。
アスファルトの路面の上でハイヒールを履いて長時間立っていると、かかとが少し疲れましたが、キャラクターの持つ優雅でどこかチャーミングな雰囲気を再現するため、全体のポージングや表情はできる限り原作に近づけるよう努めました。カメラマンさんが光と影を非常に丁寧に捉えてくださり、特に路肩に腰掛けたカットや片足立ちのポーズでは、今回のコスプレ撮影においてドレスの層を成すフリルや美しいドレープ感が綺麗に表現されています。今回のロケは構想から写真の仕上がりにいたるまで本当に楽しく、これからも光と影、顺してシチュエーションの組み合わせについて、さらに面白いアイデアに挑戦していきたいです。